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今年も日産自動車の株主総会に、一般株主として参加した。2時間半もの長丁場で再三、取締役不信任の動議がかけられるという異例の事態、文字通り「大荒れ」の総会だった。その一部始終をリポートするとともに、日産が経営危機を繰り返す根本の病巣について深掘りしたい。(佃モビリティ総研代表 佃 義夫)
日産の株主総会で
動議、動議の嵐…!
日産自動車が6月23日、第127回定時株主総会を横浜のグローバル本社で開催した。筆者は、一般株主として10年ほど日産の株主総会に出席している。今回の感想は、「大荒れ」のひとことに尽きるだろう。
2026年3月期業績は純損失が5331億円の赤字(25年3月期は6709億円の赤字)で無配を継続、株価は長期低迷し、株主たちが日産経営陣に不満を募らせていることは株主質問などからも明白だった。
イヴァン・エスピノーサ最高経営責任者(CEO)の議長挨拶の冒頭から、議長不信任の動議が提出されたのを封切りに、2時間半もの長丁場で再三、取締役不信任の動議がかけられるという異例の事態だった。そして結果的に、永井素夫・社外取締役の再任だけが否決された。
なぜ、永井氏だけがノーを突きつけられたのか。その背景を追うと、日産の経営の根本課題が見えてくる。なぜ、日産はメインバンクを旧興銀(現みずほ)としてきたのか。その歴史を振り返ると、ある人物の「功罪」が浮かび上がる。







