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人生は長い。でも、自分の居場所は、この先もあるだろうか――。会社から期待され、AI時代でも必要とされ続ける存在になるには、どうすればいいのだろう。815社のビジネスパーソン17万人の行動と人事評価を徹底分析してわかった、「評価されない人の特徴」を紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・石井一穂)
仕事を「片っ端から片づける」のは逆効果
朝、パソコンを開いた瞬間に、いくつものタスクが飛び込んでくる。
メールやチャットの返信、打ち合わせの準備……とにかく片っ端から片づけていこう。
仕事が早い人ほどこの考え方に陥りやすい。
だが、その努力は評価にはつながらない。
これでは、本当に重要な仕事が後回しになるからだ。
結果として「忙しいのに評価されない」という泥沼に引きずり込まれていく。
「優先タスクを決める」だけで、判断時間が2割減る
では、頑張りが評価につながる人は何をしているのだろうか。
815社17万人のビジネスパーソンの行動と評価データを分析したところ、意外な共通点がわかった。
彼らは、まず「優先タスク」を決めることから、仕事を始めていたのだ。
一方、一般社員で月曜朝に優先タスクを決めている人はわずか18%でした。
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』(越川慎司 著)より
さらに興味深いのが、そのタスクの「数」だ。
一般的な社員と比べて、昇進が早い人たちは、設定している優先タスクの数が少ない。
一般社員のなかにも優先タスクを決めている人が18%いましたが、そのタスク数の平均は3.7個でした。
一方で、期待されている人たちが決めている優先タスク数は平均で「2つ」です。
仕事量が少ないからではありません。むしろ、任されている仕事は多い。それでも彼らは、あえて2つに絞っています。
理由は明確です。いくつもの仕事をこなそうとするよりも、重要な仕事を確実に進める方が大事だと考えているからです。
「今週が終わったとき、これだけは前に進んでいればいいことは何か」と問いかけ、それを2つだけ決めているのです。
AIで業務ログを追ってみると、月曜に優先タスクを2つ決めていた人は、1週間の中で判断にかける時間が平均で2割以上少なくなっていました。タスクの数を絞ることで迷いが減り、集中力が維持されるのです。
――『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』(越川慎司 著)より
「仕事をたくさんこなせば、きっと評価されるだろう」と信じて続けている人は少なくない。
しかし、それは勘違いである。
評価されている人たちは、優先して終わらせるべき仕事を見極めて注力しているのだ。
結局のところ重要なのは、「重要な仕事」を確実に終えて、前進していくことなのである。
(本稿は、越川慎司著『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』の一部を引用したオリジナル記事です)
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
日系通信会社や外資ベンチャーなどを経て2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、日本マイクロソフトの役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社、株式会社クロスリバーを設立し、800社以上の働き方改革を支援。年300回以上提供する企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均96%、行動に移す受講者は95%以上。著書は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)や、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など33冊、累計130万部。NHK、TBS、テレビ東京、PIVOT、NewsPicksやReHacQなどメディア出演多数。








