ランキング抜粋

1位は平均年収1507.5万円
2位に200万円超の差をつけ圧倒

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い広告会社ランキング2025」を作成した。対象期間は、2024年4月期~25年3月期。単体の従業員数が50人未満の企業は除外している。

 早速、ランキングを確認していこう。

 1位となったのは、業界最大手の電通グループ。平均年収は1507.5万円だった。電通を中心としたグループ会社を統括する純粋持ち株会社である。

 従業員の平均年齢は44.9歳、従業員数は131人だった(2024年12月末時点)。平均年収は2位に200万円超の大差をつけて、ぶっちぎりの1位となっている。

 今回のランキングの対象となった24年12月期の業績は、売上高に当たる収益が1兆4110億円(前期比8.2%増)、1250億円の営業赤字(前期は453億円の営業黒字)、1922億円の最終赤字(前期は107億円の最終赤字)となっている。

 売り上げは前期比で増収だったが、海外事業で約2100億円ののれんの減損損失を計上した影響により、営業赤字、最終赤字に陥った。

 海外事業の不振は続いており、25年12月期ものれんの減損損失を計上したため、3276億円の最終赤字と、過去最大の赤字となっている。

 業界最大手で、年収ランキングの圧倒的王者の同社だが、海外事業の立て直しの行方が、今後の業績、ひいては年収にも影響を及ぼしそうだ。

 2位はデジタル広告を手掛けるCARTAホールディングスで、平均年収は1300万円だった。

 同社は電通グループの子会社だったが、25年9月にNTTドコモによる公開買い付け(TOB)が成立。同年12月に東証プライム市場において上場を廃止しているが、今回のランキングで対象となった24年12月期は上場していたため、ランキングに含めて掲載している。