米国の同盟諸国は、米軍の爆撃機や艦艇などの戦力の代替手段や補完策の策定に追われている。米国は最近、有事に際してこうした通常戦力を提供できないとの方針を他の北大西洋条約機構(NATO)加盟国に伝えていた。だが、不足している空中給油機や米国しか保有していない戦略爆撃機など、米軍の縮小によって生じた全ての「穴」をNATOが埋めるのは困難だ。欧州の加盟国は特に、ロシアからの高まる脅威にさらされるリスクが生じている。欧州の指導者らは、今週7日からトルコのアンカラで開催されるNATO首脳会議でこの問題を取り上げる予定だ。同盟国は、米イラン戦争を巡る足並みの乱れや、アジア太平洋地域へのシフトを強める米国防総省の姿勢によって生じた亀裂を覆い隠し、表面上の結束を維持しようと苦心している。