小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、ライターの柴田賢三氏に「感じがいい人の共通点」についてご寄稿いただいた。(企画/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「やらかした」とき、あなたならどうする?
仕事や勉強、プライベートなどで大きな挫折、失敗を経験したとき、まわりがどんな反応をするか、ご存じですか?
私は一度、仕事で大きな失敗をしてしまい、業界内にもそのことが知れわたってしまったことがあります。
社内の同僚はもちろん、同業他社のライバルたちや、しばらく会っていない知人などからも励ましの連絡が来て、なんとか乗り切ることができましたが、そのときに気づいたことがあります。
「感じがいい人」の意外な共通点
「本当に仲のいい人たち」からは、かなり時間を置いてから、連絡があったのです。
『小学生でもできる言語化』という本には、こんな一文があります。
その選択肢こそ、「あえて言語化しない」というものです。
そもそも、言語化できるならつねになんでも言語化したほうがいいかというと、そうとは限りません。
――『小学生でもできる言語化』より
著者で作家の田丸雅智氏は、「大切な人が落ちこんでいる」ときを例に挙げ、次のように続けています。
でも、あえて何も言わずにそっとそばにいるだけのほうが元気づけられる場合もあるはずです。
――『小学生でもできる言語化』より
仕事で大失敗をしたときの私は、まさに「あえて何も言わずに」気持ちだけで寄り添ってくれていた友人たちに助けられました。
彼らは、時間が経ってから飲みに誘ってくれましたが、向こうからは私の失敗の話題に触れない気遣いも共通していました。
「あえて言語化しない」が、正しいときもある
とはいえ、最初の近況報告で私から「心配かけたね」と切り出すと、返答もほとんど同じでした。
「慰めや励ましの連絡に、いちいち応対する時間も、精神的な余裕もないだろうと思ってさ。薄情者と思われてもいいから、しばらく時間が経って、落ち着く頃合いで愚痴でも聞こうと思ったんだよ」
失敗は経験したくないものですが、本当に自分のことを思ってくれている人たちの「あえて言語化しない優しさ」に気づくこともできました。
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』をもとに作成しました。)








