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本物の富裕層かどうかは、玄関に足を踏み入れた瞬間にわかります。しかも、判断材料は靴のブランドでも、表札の立派さでもありません。私が執事として実際にお仕えしてきた“本物の富裕層”の方々の玄関には、普通の家には決して置かれていない「あるもの」が、さりげなく置かれているのです。それが何かを知ったとき、あなたの玄関に対する見方は、おそらく一変するはずです。
執事が玄関で必ず確かめている、たった一つのこと。それは、富裕層の「お金の使い方」ではなく、「人との向き合い方」を映し出していました。(日本バトラー&コンシェルジュ代表取締役社長 新井直之)
富裕層の玄関は、普通の家とは発想が真逆
「お宅の格は、玄関で決まる」
そう言うと、多くの方は、立派な扉や、ずらりと並んだ高級な靴を思い浮かべるかもしれません。けれども、私が約20年間、執事として数えきれないほどの富裕層のお宅にうかがってきて気づいたのは、まったく逆のことでした。
少しだけ、ご自宅の玄関を思い浮かべてみてください。そこには、何が置かれているでしょうか。
おそらく、ご自身やご家族の靴。出かけるときに差す傘。鍵を置くトレー。届いた郵便物。マスクや、買い物用のエコバッグ。――いずれも、「自分がこの家から出ていくため」、あるいは「自分が外から帰ってくるため」に必要なものばかりではないでしょうか。
これは、何も悪いことではありません。玄関を「自宅と外界の境界線」、つまり自分が通過していく出発点としてとらえれば、ごく自然な姿です。実際、ほとんどのご家庭の玄関は、この発想で整えられています。主役は「自分」であり、玄関は一日のはじまりに踏み出し、終わりに帰り着くための、いわば滑走路なのです。
ところが、本物の富裕層のお宅では、この「玄関の主役」が、まったく違う人物に入れ替わっているのです。







