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新卒で入社した会社で着実に実績を積み上げてきた「1社経験のみ」の20代。定着性も高く、優秀に見える方々ですが、いざ転職市場に出ると「アピールの壁」にぶつかり、想定外の苦戦を強いられるケースがあります。
社内のエースであっても、なぜ他社で評価されにくいのか。そこにある落とし穴と、自らの市場価値を正しく翻訳して転職を成功に導く具体的な戦略を、転職のプロが解説します。(アサイン シニアエージェント 田口京介)
自社ではあんなに評価されていたのに……
社内の優等生がまさかの「書類落ち」のワケ
「今の会社で3〜5年働き、成果も出せるようになってきた。そろそろ次のステージに挑戦したい」
転職支援の現場で20代半ばから後半の方とお会いする際、このような前向きな動機を持つ「1社経験のみ」の若手に出会う機会が非常に増えています。
こういった方々の多くは、新卒時の厳しい就職活動を勝ち抜き、入社後も組織のカルチャーに順応しながら着実にステップアップしてきています。社内での信頼も厚く、周囲からは「将来の幹部候補」と目されているケースも少なくありません。
しかし、そうした「社内の優等生」ほど、いざ転職活動を始めると、書類選考が通らなかったり、面接で思うような評価を得られなかったりして、深い挫折感を味わう傾向があります。
「自社ではあんなに評価されていたのに、なぜ外の世界では通用しないのか」
そう戸惑う彼らが陥っているのは、能力の不足ではありません。自らの経験を「転職市場の共通言語」に変換できていないという、アピール方法における構造的な問題なのです。
1つの会社しか経験していないということは、良くも悪くも、その企業の文化や評価軸が「ビジネスの全て」になりがちです。
今回は、その見えない問題点を解き明かし、他社の採用陣をうならせるための具体的な実績のアピール術を解説していきます。







