イタリアでは最長18年熟成させたチーズが売られている。フランスのある精肉店では、運転免許証を申請できるようになるくらいの年月を経たステーキを提供している。中国ではピータン(百年卵)が名物だが、実際の保存期間はせいぜい数カ月にすぎない。それら全てよりも長寿の食べ物は何か。1974年からタイのレストランで煮込まれ続けているビーフスープだ。この52年もののスープは、現在その味を守るナッタボン・カウィーヌンタウォンさんよりも4歳年上だ。彼は家族経営のレストラン「ワッタナー・パーニット」の三代目で、看板メニューのビーフヌードルスープの土台となる、年季の入った「マザーストック(母なるスープ)」を守り続けている。
52年継ぎ足しのスープを守る家族 タイの人気レストラン
軍隊さながらの管理と確かな舌で三世代にわたり受け継がれてきた味
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