山﨑賢人主演による人気シリーズ最新作『キングダム 魂の決戦』に、河了貂(かりょうてん)役で出演している橋本環奈。実は、彼女が『ダイヤモンド・ザイ』本誌に初登場したのは、シリーズ第1作『キングダム』公開の時だった。当時は「普通の金銭感覚を大事にしたい」と話していたが、あれから数々の大舞台を経験し、お金の価値観やライフスタイルに変化はあったのか。「未来を思い描くより、今に集中したい」と語る彼女の、飾らない現在地に迫る。(撮影:千倉志野 取材・文:高山亜紀)
人気エピソード「合従軍編」へ!
ホームのような安心感がある現場
「今回、映画化された合従軍(がっしょうぐん)編では秦国が最大のピンチに陥ります。原作の数あるエピソードの中でも特に人気の高いお話なので、すごく楽しみにしていました。私としては、軍師となって信と共に戦っていく河了貂の成長を丁寧に描ければいいな、と考えて撮影に臨みました。飛信隊の中でも軍師として頼られる存在になり、河了貂はこれまでと立場が大きく変わりました。責任を持って行動するのはもちろん、戦略を説明するセリフもたくさんあります」
橋本環奈●福岡県出身。映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍。2017年、映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。2022年の舞台『千と千尋の神隠し』や、2024年のNHK連続テレビ小説「おむすび」主演。ヘアメイク:美舟(SIGNO) スタイリスト:NIMU
大将軍・王騎(おうき)を失ってから3年。成長を続ける信は千人将に昇格していた。そんな折、秦以外の六国すべてが手を組み、総数50万からなる「合従軍」が秦へ侵攻を開始する。かつてない軍勢を前に、秦は国家滅亡の危機に追い込まれる。
「趙の猛将・万極(まんごく・山田裕貴)に対して一石を投じる河了貂は、気迫あふれる将軍たちとは違い、冷静な視点でものをいう存在です。個人的には他のキャラクターと比べて、より観客側に寄り添う存在にいるのが河了貂だと思っていますし、そこを大切に演じました。キャストはみんな仲が良く、現場も明るいですし、本当にホームのような安心感があります。最初の作品の時からずっと関係性は変わらず、気兼ねなく一緒にいられるので、いつでも戻ってこられるような感覚です」
大規模な中国ロケと広大なオープンセットでの撮影などで原作世界を再現した『キングダム』シリーズ。第1作の公開は2019年。橋本は20歳だった。
「第1作の撮影から7、8年経ち、私自身、多少の変化はあると思います。でも、意識して自分を変えようとしているわけではないですし、変わっていない部分のほうが多い気がします。過去を振り返ったり、先の予定をガチガチに固めたりしないタイプなんです。大切なのは、今を生きること。やってみたいなと思うことはありますが、叶えようと思ったら、すぐ行動に移すようにしています。今、この瞬間をきれいに丁寧に紡いでいくだけ。それが過去になり、未来に繋がっていくという考えなので、“誠実に前だけを見ていればどうにかなる”といつも思っています」







