悩まない人は世界をどう「見て」いるのか? 悩まない人は世界をどう「変えて」いるのか? 多くの人は仕事の生産性を上げようとする。だが「悩んでいる時間」を短くしようとする人は少ない。もしあなたも「悩まない体質」になれたらどんな人生が待っているだろう? 世界中から翻訳オファーが殺到している一冊の本から「社内の飲み会の悩みを解消する方法」をライター柴田賢三氏が解説する。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
Photo: Adobe Stock
上司が率先して愚痴をもらす
私は会社員時代、同僚との「社内飲み会」が苦手だった。
もちろん、気の合う仲間との飲み会自体は楽しかったが、話題が「会社に対する不満」であることがほとんどで、「じゃあ、こうやって改善しようじゃないか」という前向きな意見も聞こえてこなかったからだ。
ひどい会社では、自分が改善策を実行できる立場にある上司が率先して愚痴をもらし、部下たちが同調することで盛り上がってさえいた。
「うちの営業は弱いよね。なんで他社が簡単にとれる仕事がうちには回ってこないのか」
ある会社の部長は、毎回部下との飲み会でこう嘆いていたが、この人は毎週「幹部会議」に出席していた。それなら会議で改善策を示したり、「現場の責任者として説明するから営業に同席させてくれ」といった提案を切り出すこともなかった。
「社内の飲み会」の悩みを一瞬で解消する方法
「北の達人コーポレーション」の社長・木下勝寿氏の著書『悩まない人の考え方――1日1つインストールする一生悩まないスキル30』の中に、こんな一文がある。
「悩まない人」は「会社の“外側に”自分がいる」と捉えている。
「勤務先に自分が雇われている」のではなく、「勤務先の会社と『株式会社ジブン』が業務提携を結んでいる」という世界観で仕事をしているのである。
――『悩まない人の考え方』より
私の会社員時代の感覚は、まさにこれだった。
だから、どっぷりと会社に依存している人たちとの飲み会や会社の愚痴を聞かされることが苦手だったのだ。
勤務先の企業と無理して取引する必要はない
前述の部長は、さんざん会社への愚痴を部下に披露した後、会計になると領収書まで取っていた。
「取引先と飲んだことにするから」
部下たちも、「部長、ごちそうさまでした!」と罪悪感も感じさせない笑顔で礼を言っていた。
木下氏は、「株式会社ジブン」と勤務先企業とは、向こうが提示する条件がよくなければ無理して取引する必要はないとしたうえで、互いに条件が合う別の取引先=転職先を見つければいいと断言している。
私が、いろいろな会社を転々としていたのも、まさにこの理由だった。
(本記事は、書籍『「悩まない人」の考え方――1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30』に関する書き下ろし記事です)








