第一印象は、見た目や話し方だけで決まるものではない。意外にも、多くの人がその人の印象を強く意識するのが「食事のマナー」である。箸の持ち方や食べ方といった何気ないしぐさから、「育ちがいい」「きちんとした家庭で育った人」という印象を抱くことは少なくない。では、子どものうちに身につけておきたい食事の習慣とは何だろうか。話題の書『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』では、小学校入学前後に身につけたい食事のマナーも紹介している。本記事では、その中から、将来の印象を大きく左右する大切なおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

将来、「この人は育ちが悪い」と思われる子どもの特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

あるアイドルの食事シーンの違和感

「この食べ方は、何か違和感がある」

ある日、夜テレビを見ていたときに、そう思った。
すると、今をときめく人気アイドルが、バラエティ番組のグルメ企画に出演した。

歌もダンスも上手で、トークも面白い。
「やっぱりかっこいいな」と思いながら、アジフライ定食を食べている姿を見ていると、違和感を感じた。

顔をお皿に近づけたまま食べる、いわゆる「犬食い」になっていたうえ、箸も握るように持っていて、おかずをつかむたびに何度か落としてしまった。

さらに、ご飯粒が茶碗にたくさん残っているのに、そのまま食べ終えてしまった。

どれも本人に悪気はないのだろう。
しかし、一度気になり始めると、それまでの「かっこいい」という印象よりも、食べ方ばかりが目についてしまった。

私と同じように感じた人も少なくなかったようで、SNSには「かっこいいのに食べ方だけが気になった」「箸の持ち方ってやっぱり印象を左右するんだね」「食事のマナーだけで育ちまで想像してしまう」といった声が並んでいた。

見た目や才能は努力で磨ける。しかし、食事のマナーは、ふとした瞬間にその人の「育ち」を映し出すものなのだと感じた。

おはしをきれいに持つ練習をしよう

小学校入学前後にみにつけておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「おはしの もちかたを おぼえよう」という項目がある。

将来、「この人は育ちが悪い」と思われる子どもの特徴・ワースト1
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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① まずは おはしを いっぽん もってみよう。
おやゆびと ひとさしゆびで もつ
なかゆびで おさえる
② もう いっぽんの おはしも もってみよう。
くすりゆびで ささえる
おやゆびの うちがわに かける
③ おはしの さきを ひらいたり とじたり しよう。
ひとさしゆびと なかゆびで うえの おはしを うごかす
④ おはしの さきを とじて たべものを つかもう。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)

箸の持ち方は、一度身についてしまうと、大人になってから直すのは意外と難しい。
だからこそ、まだ手が小さく、毎日の食事で自然と練習できる子どものうちに、正しい持ち方を身につけておきたい。

食事のマナーは、テストの点数のように評価されるものではない。
しかし、大人になればなるほど、ふとした食事の場で「この人はどんな家庭で育ったのだろう」と見られることは少なくない。

子どもの将来の印象を左右する「育ち」は、毎日の食卓で少しずつ育まれていくのである。

(本稿は、『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』の発売を記念したオリジナル記事です)