「自分が子どもの頃は大丈夫だったのに」と感じることはないだろうか。学校を取り巻く環境は、この数十年で大きく変わった。令和の小学校では、小さなトラブルでも子ども同士の関係がこじれないよう、先生や保護者が早い段階から丁寧に対応することが増えている。だからこそ、家庭で学校のルールを教えておくことが以前にも増して大切になった。話題の書『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』では、小学校生活を安心して送るためのおやくそくを紹介している。本記事では、その中から、トラブルを防ぐために親子で確認しておきたいポイントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「昭和の小学校」では許されたが、「令和の小学校」では問題になること・ワースト1Photo: Adobe Stock

「消しゴム」が割れただけなのに……?

「えっ、そこまで大ごとになるの?」
友人から聞いた話が印象に残っている。

小学1年生の息子さんが学校から帰ってくると、筆箱に入れていた消しゴムが真っ二つになっていた。

話を聞くと、クラスのお友達が自分の消しゴムと勘違いし、力を入れすぎて割ってしまったという。
もちろん、わざとではなかったので、親子でしょうがないと話していた。

しかし、その日のうちに担任の先生から電話があり、事情の説明を受けた。
さらに、相手の保護者からも謝罪の連絡があり、後日あらためてお互いに話す場まで設けられたそうだ。

友人は「子ども同士のことだから、学校で『ごめんね』で終わると思っていた」と驚いていた。

私が小学生だったころなら、消しゴム一つでここまで大きな話になることは、あまりなかったように思う。

しかし令和の学校では、小さなトラブルが人間関係のもつれにつながらないよう、先生も保護者も早い段階から丁寧に対応することが増えているのである。

もちろん、子ども同士のトラブルをすべて防ぐことはできない。

しかし、「人の物を勝手に使わない」「学校に必要のない物は持っていかない」といった基本的な約束を守るだけで、防げるトラブルは少なくない。

持ち物を自分で管理できるようになろう

小学校入学前後に身につけおきたい93のおやくそくを『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「がっこうに もって いっては いけないものを しろう」という項目がある。

「昭和の小学校」では許されたが、「令和の小学校」では問題になること・ワースト1『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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・おもちゃは もっていかない。
・ゲームは もっていかない。
・とがったもの、あぶないものは もっていかない。
・おやつは もっていかない。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)

昭和のころに比べると、学校で起きる小さなトラブルにも、先生や保護者が丁寧に対応する時代になった。

だからこそ、学校のルールを守ることは、単に「先生に怒られないため」ではない。
友達とのトラブルを防ぎ、みんなが安心して学校生活を送るためでもある。

学校には、必要なものだけを持って行き、自分のものは自分で管理する。
当たり前の約束に思えるが、その積み重ねが、子ども自身だけでなく、周りの友達も守ることにつながるのである。

(本稿は、『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』の発売を記念したオリジナル記事です)