サウジアラビアとイエメンの親イラン武装組織フーシ派との間で対立が激化している。これにより、サウジがホルムズ海峡の封鎖を迂回(うかい)するために利用してきた重要な石油輸出ルートへの脅威が高まっている。サウジ国内を横断する東西パイプラインは紅海沿岸の港湾に石油を送り、米・イラン戦争中も石油輸出量を維持することを可能にしてきた。サウジの石油タンカーは紅海沿岸の港湾から、チョークポイント(要衝)であるバベルマンデブ海峡を通じてアジアの主要市場へと向かう。イランによる攻撃でペルシャ湾の海上輸送が滞るなか、この迂回ルートが原油価格の安定に寄与してきた。フーシ派は過去3年間にわたり、断続的な攻撃で紅海の海運を繰り返し麻痺(まひ)させてきたが、これまでのところ、バベルマンデブ海峡はサウジとフーシ派の外交努力によって通航が維持されてきた。だが、そうした外交努力の基盤となっていた2022年の停戦合意は崩壊しつつある。
サウジの主要石油輸出ルート、高まるフーシ派の脅威
フーシ派の指導者はサウジの首都リヤドの空港を攻撃する可能性を示唆
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