「人は見た目が9割」ともいわれますが、自分の見た目に自信をなくしていませんか? 人間関係において見た目が重要なのは事実ですが、実は相手が一番見ているのは「顔立ちの良し悪し」ではありません。精神科医の視点から、生まれつきの容姿に悩む必要がなくなる「見た目の本当の意味」と、今日からできる小さな工夫をお伝えします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。

【精神科医が教える】“自分の見た目”に自信がない人へのアドバイス・ベスト1Photo: Adobe Stock

「人は見た目が9割」の本当の意味

今日は「ルッキズム」や「人は見た目が9割」といったテーマについて、改めて考えてみたいと思います。

普通の感覚で考えても、爽やかで清潔感があり、きちんとしている人はやはり有利です。割合の正確なデータはさておき、人間関係において「見た目」が重要であることは間違いありません。

しかし、私が一番お伝えしたいのは、見た目から読み取っている重要な情報は「顔立ちの整い具合」ではないということです。見た目が大事だとしても、本当に気を配るべきなのはもっと別の要素なのです。

見た目で最も重要なのは「顔立ち」より「清潔感」

では、何が大事なのかと言えば、ずばり「清潔感」です。身なりをきちんと整えているか、他人に不快感を与えないか、TPOをわきまえた常識的な格好をしているか。周囲はそういったところを見ています。

相手を知る最初の入り口は「見た目」しかありません。その入り口で「面白そうな人だな」「素敵な人だな」と好感を持たれることで、初めて交流が生まれ、人となりが伝わっていくわけです。

ここで重要なのは、好感を与える見た目の大部分は、後天的な努力や工夫でなんとかなるということです。「自分は見た目に自信がない」とふてくされてしまう人は、見た目そのものの問題よりも、自信のなさから「いくらでも変えられる要素」を放棄してしまっていることの方が問題かもしれません。

例えば、外出前に顔をきちんと洗う、寝癖を直す、面接ならジャラジャラしたアクセサリーを外してきちんとしたスーツを着る。そういった基本ができているかどうかで、相手に抱かれる第一印象は大きく変わります。