ニューヨーク市長のゾーラン・マムダニ氏は、市長に当選したらイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を見つけ次第逮捕するよう市警に命じると、繰り返し明言していた。これはミーム政治(ネット上で拡散される情報を活用する政治)を実践する候補者による、実行不可能なばかげた公約だった。しかし、マムダニ氏はそのことを認めるつもりがないようだ。認めてしまえば、昨年の市長選で自らがあおり立てた反イスラエルの左派勢力を落胆させるからだ。ニューヨークでは2カ月後に国連総会が開かれる。マムダニ氏はライカーズ島刑務所の独房棟をVIPの到着に備えさせているのだろうか。マムダニ氏は先週、ポッドキャスト番組「インタビュー」で、ネタニヤフ氏が国連総会に参加したら何が起きるのかと問われた。直接的な返答を避け、ネタニヤフ氏のことを「戦争犯罪人」と呼んだ上で、ニューヨークの法律に従うという趣旨のあいまいな発言をした。ポッドキャストの司会者は、それでは意味が分からないと詰め寄った。