フィンランド発のスマートリングメーカー、オーラは29日、市場の不透明感を理由に新規株式公開(IPO)を延期すると明らかにした。米サンフランシスコを本拠とするオーラは、IPOでの評価額が昨年の資金調達ラウンド時の110億ドル(約1兆7300億円)を大幅に上回るとみられていた。だがこの日、「需要は力強いものの、IPO市場を巡る不透明感のため」上場を延期すると発表した。オーラは今月に入りIPO関連文書を公開し、投資家の需要は旺盛だったが、時期が適切ではなかったとした。早ければ今月のナスダック上場を目指していた。ホルムズ海峡ルートの物流の混乱で原油価格が不安定になり、投資家がインフレ圧力に直面する中、このところオーラ以外にも数社の注目企業がIPOを延期している。