生成AI(人工知能)開発の米オープンAIがデータセンターへの野心を高め、予算を増強している。事情に詳しい関係者によると、オープンAIは2030年までの計算能力への支出額の見通しを7500億ドル(約122兆円)前後とし、今年に入って示していた約6000億ドルから引き上げた。オープンAIは自社のAIモデルの開発・運用に必要な膨大な計算能力の確保を急いでおり、見通し引き上げは複数のクラウドコンピューティング企業と新たに結んだ契約を反映したもの。クラウドコンピューティングへの支出はサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)率いる経営陣の優先事項となっているものの、新規株式公開(IPO)を控えて同氏とサラ・フライアー最高財務責任者(CFO)の関係がぎくしゃくする要因となっている。