イランがヨルダン駐留米軍に奇襲攻撃を仕掛けたことで、イラン軍指導部が防衛に徹し、国内の政治圧力が高まるような和平合意を受け入れるより、軍事衝突が激化するリスクを冒す方を選んだことが浮き彫りになった。イランは現地時間29日早朝、米軍に向けて弾道ミサイルを発射した。同国でかつてないほど権力を振るう精鋭部隊、イラン革命防衛隊(IRGC)は、紛争の比較的落ち着いている時期にエスカレーションを辞さず、主導権を奪おうとしているとみられる。イラン軍はこれまで数週間にわたり米国とイスラエルの攻撃におおむね対応するだけだったが、ここへ来て姿勢を変えた。FOXニュースは、米国は今回の攻撃に対してイランに強く反撃するとしたドナルド・トランプ大統領の発言を報じた。首席特派員のトレイ・イングスト氏は29日早朝、トランプ氏が「彼ら(イラン)は大打撃を受ける」と発言したと伝えた。ホワイトハウスは今のところコメントに応じていない。