アンテナを張り、タイミングを見逃さない
どうすればいいかよく分からない場合でも、「以前よりは少しマシな環境」へと変化させることを意識しておくだけで、タイミングが来たときにパッと行動に移せるようになります。
例えば、私が自分のクリニックを経営していた時のことです。患者さんの診察は好きなのですが、クリニックの管理者や経営者としての業務は本当にやりたくなく、自分には合わないと感じることが多くありました。
ひどいトラブルが起きるたびに、「今回はこれで終わらせるけれど、どうせまた起きるのだから、もう二度とこんな思いはしないようにしよう」と決意してきたのです。
やりたいことより「やりたくないことをやめる」のが難しい
そこから、トラブルを減らすためにシステムを変えたり、自分の嫌な作業が少しでも減るようにルールを見直したり、会議の時間を減らしたりと、小さな調整を少しずつ重ねていきました。
そうやって頭の片隅で常に考えていると、本を読んだりいろんな人に出会ったりしたときに、「自分がずっと考えていたことにぴったりなアイデアだ!」と直感的に繋がる瞬間があります。そんな時に、「実はこういうことを考えているんだけど、どうかな?」と提案し、少しずつ自分が望む方向へと変えていくのです。
やりたいことをやるのも大切ですが、やりたいことは放っておいても勝手にやるものです。本当に大事なのは、「やりたくないことをやらないで済む方法」を考えることだと思います。やりたくないことを歯を食いしばって頑張ることこそ、真面目な人ほど陥りやすいNG習慣ともいえます。
嫌なことを減らして、のびのびと生きる
これを忘れてしまうと、やりたいことと同時にやりたくないこともやり続けることになり、結果的にやりたいことの足を引っ張ってしまいます。
「やりたいことを始める」のは、極端に言えばやってみればいいだけなので簡単です。しかし、「やりたくないことをやめる」のは、根気がいりますし、外的環境のせいですぐにはできないことも多いものです。
それでも、嫌なことをしらみつぶしに減らしていくと、嫌なことをしなくて済む方向へ一歩進んだという「変化」自体が、幸せな気持ちを作ってくれます。
大切なのは、あなたが「やりたくない」と思ったことは二度と繰り返さないと決意し、そのために何が必要かをうっすらとでもプラン立てしておくこと。あるいは、いつか思いついたときに少しずつ変えていこうと頭に残しておくことです。
嫌なことをやらない環境を作っていくことで、あなたはのびのびと、本当にやりたいことができるようになるはずです。




