2.変化に対する柔軟性

前向きな人は新しい変化を「プラス」に捉え、ネガティブな人は変化を「マイナス」に捉える癖があります。

どんな物事にも良い面と悪い面がありますが、柔軟性のある人は変化に伴うプラスの面を最初に見つけ、それを取り入れようとします。だからこそ、常に変化し、いきいきと楽しくいられるのです。

一方、変化を嫌がる人は、新しい物事を悪く言い、自分にできなくなったことばかりに意識が向いて、「昔は良かった(今は悪い)」と過去を美化しがちになります。

今日という1日を大切に積み重ねる

つまり、「1日を大切にし、柔軟性を持って生きる」ことが非常に大切なのです。「いきなりそんなことはできない」と思うかもしれませんが、少し意識を変えるだけでも、気持ちはどんどん明るくなっていきます。

人生は「今日という1日」の積み重ねです。1日1日を幸せに過ごせば、結果として人生全体が幸せになります。

これは60代に限った話ではありません。20代でも60代でも90代でも、今日があり、明日が来るという構造は同じです。今日という1日を大事にしている人は、くよくよとネガティブな感情に引きずられずに済むのです。

90代でも輝く! 柔軟性がもたらす若々しさ

余談ですが、私はTBS系『マツコの知らない世界』という番組がとても好きで、「いつかどこかでお仕事をご一緒できたらいいな」と図々しくも思っていたりします。特定の分野に長けた方々がプレゼンテーションをし、マツコさんがリアクションをする面白い番組ですよね。

その番組に、料理研究家の小林まさみさんの義父にあたる、小林まさるさんが出演されていたのを拝見しました。まさるさんは90歳を超えていらっしゃるのですが、お肌もツヤツヤで、とにかくお元気です。お一人でのロケもこなし、本当に楽しそうに過ごされていました。まさに「柔軟性の塊」のような方で、毎日を大切にしながら生きていらっしゃるのが画面越しにも伝わってきました。

平均寿命から残りの人生を逆算して数えると、いくらでもネガティブになれてしまいます。しかし、個人で見ればいつまで生きるかなんて誰にも分からない未知数です。

だからこそ、今日と明日を大事にすれば、楽しく生きられるのです。少なくとも「今日」は大切です。どんなふうに今日を楽しくしようかと考えながら、柔軟性を持って生きていくこと。それが、ポジティブな60代、ひいては豊かな人生を送るために最も大切なことではないでしょうか。

皆さんは、理不尽な環境には正面からぶつかりすぎず、適切な対策を取りながらご自身の心と体を守ってください。嫌なことをやらない環境を作っていくことで、のびのびと、本当にやりたいことができるようになるはずです。