いつも笑顔で新しいことを楽しむ人と、不満や愚痴ばかりの人。同じように年齢を重ねても生じる、この決定的な違いは一体どこから生まれるのでしょうか? 実は、その差は誰もが日常で意識できる「2つの心の習慣」に隠されていました。90代になっても若々しく輝く人のエピソードとともに、何歳からでも人生を上向きに変えるヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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前向きな60代と後ろ向きな60代の違い
今日は、「前向きな60代と後ろ向きな60代の違い」についてお話ししたいと思います。年齢を重ねていくと、前向きに過ごしている人とそうでない人がいますよね。どうせ生きるなら、何歳になっても前向きで楽しそうに生きたいものです。
もちろん、「常にポジティブでなければならない」というわけではありません。時には「今日はもう後ろ向きでいいや」と、コントロール可能な範囲でありのままを受け入れる日があっても良いと思います。しかし、心底後ろ向きになってしまうと、人生が楽しくなくなってしまいますから、無理にポジティブを装うのではなく、自然と楽しそうに過ごせるのが理想です。
私もあと10年ほどで60代を迎えます。だからこそ、できれば前向きな60代になりたいと考え、このことについて思索してみました。
前向きな人と後ろ向きな人の特徴
私が観察している限り、両者には以下のような明確な違いがあります。
●基本的にいつも笑顔でいる
●何か新しいことを始めている
●最近の趣味について即答できる
●「カラオケに行った」「◯◯さんと知り合って楽しい」など、ポジティブな発言やイベントの話題が多い
●たいていネガティブな話をしている
●他人の悪口や「体調が悪い」「いいことが一つもない」といった自分の愚痴が多い
●何を提案しても「でもね…」と否定から入る
●毎日「つまらない」と口にする
誰かを見たときに、ポジティブな面を探して話したくなるか、ネガティブな面を探したくなるか。これによって、自分の心も前向きになったり後ろ向きになったりするのだと思います。
違いを生む2つのポイント:「1日を大切にする心」と「柔軟性」
では、この両者の決定的な違いはどこにあるのでしょうか? それは大きく2つあると考えています。
1.毎日を大切にしているかどうか
今日という1日の中で「何か楽しいことはないかしら」と考えている人は、自然と楽しそうになります。思いついて誰かをお茶に誘ったり、「明日は◯◯がある」「1ヶ月後に飲み会の予定を入れた」と未来の計画を立てたりします。楽しい予定を入れるからこそ、楽しい話題が増え、楽しい人たちと繋がり、どんどんプラスの連鎖が生まれます。
逆に後ろ向きな人は、体調の不安、嫌な人のこと、だるさ、暑さや悪天候など、ネガティブな話題ばかりに意識が向いてしまいます。「今日1日を大切にしよう」という視点があれば、ネガティブなことばかり言って1日を終わらせたくないはずですから、何か楽しいことを見つけようとするはずなのです。



