朝の立ちくらみやめまいを放置していませんか? 寝起きにいきなり起き上がる行動は、血圧の乱高下や脳への血流不足を招く非常に危険な習慣です。最悪の場合、命に関わる疾患の引き金になることも……。脳と心臓を守り、日々のパフォーマンスを落とさないための「正しい目覚め方」をお伝えします。
※本稿は『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。
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布団の中に潜む「静かな罠」とは?
朝、目が覚めたとき、皆さんはどのように布団から出ていますか? 実は、その何気ない行動の中に、命に関わる大きなリスクが隠されているかもしれません。
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳「ミクログリア」が味方する6つの習慣術』より
朝、アラームが鳴った瞬間にガバッと跳ね起きる。時間に追われる現代人にとって、よくある光景かもしれません。しかし、睡眠中は副交感神経が優位になっており、体は完全にリラックスした状態にあります。そこから準備運動なしに急激に体を動かすことは、自律神経に大きな負担をかけてしまうのです。
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳「ミクログリア」が味方する6つの習慣術』より
起床時は1日の中でも血圧が上がりやすい時間帯(モーニングサージ)です。そこに「いきなり起き上がる」という動作が加わることで、血管には強烈な圧力がかかります。脳卒中や心筋梗塞といった疾患が朝に多いのは、こうした無意識の行動も一因と言えるでしょう。
「重力」が引き起こす血液の偏りと立ちくらみ
危険な理由は、血圧の急上昇だけではありません。
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳「ミクログリア」が味方する6つの習慣術』より
朝の立ちくらみやめまいを経験したことがある方は多いはずです。脳への血流が一時的に不足すると、ふらついて転倒する危険性もあります。また、脳への血流不足が日常的に繰り返されることは、脳のパフォーマンス低下にも直結しかねません。
脳と心臓を守る「正しい目覚め方」
では、私たちはどうすればよいのでしょうか? 答えは非常にシンプルで、「ワンクッション置いて、ゆっくり起き上がる」ことです。
目が覚めたら、まずは布団の中で深呼吸を数回行いましょう。次に、手足の指をグーパーと動かして末端の血液を循環させます。そして、ゆっくりと上半身を起こし、ベッドの端に腰掛けて数秒待ってから立ち上がるのです。
このほんの数十秒の「ワンクッション」が、あなたの脳と血管を守る最強の盾となります。明日からの朝の習慣を、少しだけ見直してみませんか?





