読み方の正解は(2)はぶつ
土のことを「はに」とか「はじ」と言ったため

 土のことを、古代には「はに」とか「はじ」等と「は」と発音していました。

 土を扱う職業として土師部(はにしべ)があり、埴輪や土器・瓦等を製作していました。実際に土師(はじ)という名字の方もおります。

 また、良質の土が取れるところを土生(はぶ・はにゅう)と言い、名字としてもあります。

 土生都さんの家では、元々は羽仏(はぶつ)という名字でした。

『難読 珍名 日本人の名字 クイズ』書影難読 珍名 日本人の名字 クイズ』(高信幸男、ダイアプレス)

 しかし、江戸時代にある旅人が立ち寄り羽仏より土生都の方が良いと言われ変えたようです。

 何でも、羽仏には仏が付いているからだそうです。

 では、なぜ土生都なのかです。考えられるのは、この地方では良質の焼き物の土が取れたことと、その旅人は都に上る途中だったことから、良質の土の「土生(はぶ)」に、都に上る「都」を付けたのではないかと考えられます。

 そうだとすると、そのように考えた人物は誰だったのかが気になるところです。相当の知識人だった可能性があります。

 土生都さんの悩みは正しく読んでいただけないことと、沖縄県の出身と思われることだそうです。名前を聞かれ「はぶつ」ですというと「はぶ」の発音を聞いて沖縄の「ハブ」を想像するからではないかと話しておりました。

【「土生都」の答え】
読み方 (2)はぶつ
問1 (2)茨城県
問2 (1)全国に約20軒
問3 (1)土のことを「はに」とか「はじ」と言ったため

お金に関する名字クイズ
実在する名字はどれ?

実際に存在する名字はどれでしょう?(1)預かり(2)大金(3)金持(4)銭袋(5)金庫出所:『難読 珍名 日本人の名字 クイズ』(ダイアプレス)より

答えは……






【答え】(1)預り(あずかり)、(2)大金(おおがね)、(3)金持(かねもち)、(4)銭袋(ぜにぶくろ)、(5)金庫(きんこ)

 預り(あずかり)さんは兵庫県に、大金(おおがね)さんは栃木県に、金持(かねもち)さんは秋田県に、銭袋(ぜにぶくろ)さんは岩手県に、金庫(きんこ)さんは和歌山県におります。

 どの名字を見ても、お金持ちに思える名字です。お会いした銭袋さんは、金也(きんや)という名前だったのでお金づくしです。学生時代は、クラスの役員を決める際、名字が銭袋なのでいつも会計係を任されていたそうです。

※県名に関しては、著者がこの県に多いと確認したものです。