「人に迷惑をかけない子に育ってほしい」――そう願う親は多いだろう。しかし、「人に迷惑をかけてはいけません」と伝えるだけでは、子どもは何をどう気をつければよいのかわからないことも少なくない。では、将来、周りの人を思いやって行動できる子は、幼いうちにどんなことを教わっているのだろうか。話題の書『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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公園で見かけた「滑り台の逆走」
先日、息子と公園へ遊びに行ったときのことです。
トンネルのようになったチューブ型の滑り台で、一人の子どもが下からよじ登っていました。
傾斜を手足で進むのが楽しいのか、夢中になっている様子でした。
するとその直後、上から別の子どもが勢いよく滑ってきました。
チューブ型の滑り台は中が見えにくいため、滑ってくる子どもには、下から登っている子どもの姿が見えません。
二人はぶつかりそうになり、上から来た子が慌てて途中で止まりました。
幸い、けがにはなりませんでしたが、少しタイミングがずれていたらと思うと、思わずひやりとしました。
「下から登るのは絶対ダメだよ」
近くにいた親御さんが声をかけると、その子は少し驚いた顔をしていました。
悪気があったわけではなく、ただ「登るのが楽しい」と思っていたのだと思います。
その様子を見て、私は自分の注意も不足しているところがあるかもしれないと思いました。
息子にも、公園で遊んでいる最中に「危ないからやめて」と言うことはあります。
しかし、なぜ危ないのかという理由までは前もってきちんと伝えたことはなかったからです。
公園でのルールを事前に確認しておく
小学校入学前後に身につけておきたい93のおやくそくを収録した『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「こうえんで あんぜんに あそぼう」という項目があります。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
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・すべりだいは すわって すべる。 したからは のぼらない。
・ともだちが ブランコに のっているときは まえや うしろは とおらない。
・ジャングルジムから おりるときは したに だれも いないか かくにんする。
・うんていに ぶらさがって ひとを おしたり ひっぱたり しない。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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遊具のルールは、子どもの楽しみを奪うためのものではありません。
自分だけでなく、一緒に遊ぶ友達もけがをせず、安心して遊ぶためのものです。
公園で注意して終わりにするのではなく、出かける前に「なぜ危ないのか」を親子で確認しておく。
その小さな準備が、思いきり遊ぶ時間を守ることにつながるのだと思いました。








