睡眠障害の一種「ナルコレプシー」は治療が簡単ではない。既存の治療薬はその原因よりも、日中の強い眠気や夜間の睡眠困難といった症状に対処するものだ。しかし、根本的な原因を標的とする新たな種類の治療薬が登場してきた。こうした薬は睡眠障害全般に対処するより効果的な治療薬につながるかもしれない。米食品医薬品局(FDA)は5日、武田薬品工業の「オーゼイフル」を承認した。覚醒を調節する脳内化学物質に作用することでナルコレプシーを治療する初の医薬品だ。イーライリリーやアルケルメスなどの製薬会社も同様の薬を開発する中で、オーゼイフルが最初に承認された。アナリストらによると、この種の医薬品の売上高は年100億ドル(約1兆5800億円)を超える可能性がある。