サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会の決勝戦を翌日に控えた7月18日の朝、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長(56)は、FIFAに加盟する211協会の代表を朝食に招待した。ニューヨークの高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」の宴会場には多くの代表が押し寄せ、その様子はさながら旧家の結婚式のようだった。同ホテルはトーナメント期間中、FIFAの事実上の本部となっていた。インファンティノ氏は今回のW杯がいかに成功したかを高らかに語り始め、収入・チケット販売・視聴率がいずれも記録的な水準に達したと述べた。締めくくりの演説では、来春に目を向けた。同氏は来年3月のFIFA会長選で再選を見込んでいた。正式な投票さえ必要ないと考えていた。
FIFA会長、「帝国」失いかけるもいかに生き残ったか
インファンティノ氏は迅速かつほぼ相談なしに行動することで、FIFA幹部さえも蚊帳の外に置いてきた。数カ月にわたる失策の末、支持者を結集し、辞任要求に対抗している
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