「なぜ自分ばっかりこんな目に…」そう感じたことはないだろうか? 苦労が絶えない人には、意外な共通点がある。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「苦労が絶えない人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「なぜか、うまくいかない」と感じることはありますか?
「頑張っているのに、なぜかうまくいかない」
そんなふうに感じたことはないだろうか。
仕事でも人間関係でも、同じところでつまずいてしまう。
環境を変えたいと思っても、「どうせ自分には無理だ」と諦めてしまう。
こんな経験は、誰しも一度は経験したことがあるはずだ。
「どうせムリ」と諦めていた転職活動
以前、知人が「転職したい」と話していたことがある。
今の仕事がつらく、何年も辞めたいと思っているのに、転職活動はしていなかった。
理由を聞くと、「前に一度うまくいかなかったから、どうせ今回も無理だと思う」と言った。
しかし、以前転職活動をしたのは数年前。
当時とは経験もスキルも大きく変わっている。
それでも、「一度できなかった」という経験が、次の一歩を止めていたのだ。
では、なぜ過去の経験にそこまで縛られてしまうのだろうか。
「サーカスのゾウ」の話
『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。
本来、ゾウは、大木でも引き倒せるほどの力を持っています。
しかし、サーカスのゾウは、小さな杭と細い鎖につながれたまま、大人しくしています。
なぜ逃げないのでしょうか。
このゾウも、初めて鎖につながれたときは、必死に抵抗しました。
けれど、幼いときの力では、どうしても鎖を断ち切ることができません。(中略)
そのうち、ゾウはこう思うようになりました。
「自分に、この鎖は外せない」そう思い込んだまま成長し、本当は鎖を外せるほどの力をつけていても、もう引っ張ろうとはしません。
力がないから、抵抗しないわけではありません。
「自分にはできない」と思い込んでいるから、逃げようとすらしないのです。
――『あきれるほど小さい習慣』より
これは、何も「サーカスのゾウ」に限った話ではないという。
過去の失敗や、うまくいかなかった経験。そして誰かに否定された記憶。
こうした体験が積み重なることで、「自分にはできない」「また失敗するかもしれない」という思い込みが生まれていきます。
すると、本当はできる力を持っていても、自ら可能性を閉ざしてしまうのです。
――『あきれるほど小さい習慣』より
私たちは、一度失敗すると「自分には向いていない」と考えてしまいがちだ。
しかし、過去にできなかったことが、今もできないとは限らない。
経験を積み、環境も変わったのに、昔の自分を基準にして諦めてしまえば、同じ場所で苦労し続けることになる。
苦労が絶えない人は、「昔の自分」に縛られる
小さくても行動すれば、「意外とできた」という新しい経験が生まれ、過去の思い込みも少しずつ変わっていく。
過去の失敗から「自分にはできない」と決めつけるのはもったいない。
自分を縛っている「鎖」は、もう外せるものかもしれない。
過去の自分ではなく、今の自分で小さな一歩を踏み出すことが、同じ苦労を繰り返さないための第一歩だ。








