イランがホルムズ海峡で相次ぎ船舶を攻撃する中、米軍が報復を見送る状況が続いており、同海峡の航行リスクが高まっている。同時に、米国の紛争終結に向けた戦略欠如を懸念する一部のアラブ同盟国の間ではいら立ちが広がっている。アラブ首長国連邦(UAE)国防省によると、イランは18日、ホルムズ海峡に向けて弾道ミサイル2発を発射し、UAEの防空システムが作動した。ミサイルは海上航行中の船舶を標的にしていたが、最終的に海に落下したという。複数の海上警備会社は、これに先立ち同日、同海峡のオマーン沖でばら積み貨物船(バルクキャリア)の機関室にイランの攻撃が命中し、機関長が死亡したと発表している。UAEによると、イランは今月に入り同国の船舶7隻を攻撃した。開戦から約6カ月がたとうとする中、これまでの船舶攻撃の2割が8月に集中している。