日々ストレスと向き合う精神科医も、常に絶好調なわけではありません。では、どうやって心の平穏を保っているのでしょうか? 秘密は、徹底して避けている「生活のルール」にありました。そこで、精神科医が自身の体調管理のために設ける「メンタル悪化の習慣」トップ5をご紹介します。第1位は、良かれと思って多くの人がやってしまっている、あの習慣かも……。あなたの日常に潜む落とし穴を今すぐ確認してみましょう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。

精神科医が本気で絶対にやらない「メンタル悪化の習慣」ワースト5Photo: Adobe Stock

精神科医が本気で絶対にやらない
「メンタル悪化の習慣」ワースト5

精神科医である私自身、常に精神的に絶好調というわけではありません。だからこそ、自分のメンタルに負担をかけないための「絶対に譲れない生活のルール」を設けています。

今回は、私が自分の体調管理のために絶対にやらない習慣を、5位から順番にご紹介します。1位はよかれと思ってやってしまっている方も多い習慣ですので、ぜひ参考にしてみてください。

第5位:1日中引きこもる

体調が悪い時や風邪をひいている時は、もちろん休んで構いません。しかし、そうではない時に1日中家から出ないと、運動不足になり、夜の睡眠にも悪影響を及ぼします。

また、1日を振り返った時に「何もできなかった」とモヤモヤしてしまいがちです。特別な用事がなくても、近くのショッピングモールを歩いたり、散歩に出かけたり、何らかの動きをつけるように意識しています。

第4位:夜に激しい活動をする

夜遅くに外出したり、激しい運動やカラオケに行ったりすると、自律神経のリズムが崩れてしまいます。本来、夜は体をリラックスさせて眠りに導く「副交感神経」を優位にすべき時間帯です。

夜遅くに活発に動くと「交感神経」が優位になり、日常のリズムが乱れる原因になります。そのため、夕食後はなるべく激しい活動を控えるようにしています。

第3位:不規則な生活を送る

不規則な生活は、精神的な乱れに直結します。若い頃は無理がきいても、年齢を重ねると崩れたリズムを戻すのは想像以上に大変です。

休日だからといって夜更かしや朝寝坊をするのではなく、休みの日でも仕事の日でも、起きる時間と寝る時間、そして1日3回の食事の時間をほぼ一定に保つことが重要です。

第2位:睡眠不足

睡眠は、脳内の老廃物を除去し、メンタルやパフォーマンスを安定させるために不可欠です。必要な睡眠時間には個人差がありますが、一般的には7~8時間程度と言われています。

翌日の日中に眠くならず、普通に活動できる時間が「自分に合った睡眠時間」です。意図的にショートスリーパーになることはできないため、自分に必要な睡眠時間は削らないようにしましょう。

第1位:慢性的なアルコール摂取(晩酌)

最も避けるべきは「毎晩の晩酌」です。アルコールは非常に依存性が高く、毎日飲んでいると徐々に量が増え、飲まないと落ち着かなくなる危険性があります。また、寝つきがよくなるように感じても、実際には睡眠の質を悪化させ、結果的に睡眠不足を引き起こします。

さらに、ストレスや不安を和らげるために飲酒を続けると、かえって不安度が高まり、ストレスに弱くなってしまいます。お酒は「特別な時に楽しむもの」とし、日常的には摂取しないのが鉄則です。

いかがでしたでしょうか?「1日中引きこもる」「夜の活動」「不規則な生活」「睡眠不足」「慢性的なアルコール摂取」。これらの習慣を避けるだけでも、メンタルは大きく安定します。ぜひ皆さんの生活管理の参考にしてみてください。