【杉村太蔵が教える】「骨太の方針」を読まない人は三流、「要約だけ」読む人は二流…では「超一流」は?「骨太の方針」を読まない人は三流、「要約だけ」読む人は二流…では「超一流」は? Photo:DIAMOND

日本経済の今後を決める「骨太の方針」。ニュースでは目にしても、原文まで読むビジネスパーソンは多くないだろう。だが、元「小泉チルドレン」の政治家で現在はタレント、投資家として活躍する杉村太蔵さんは、「全く読まない人は三流」と言い切る。では、「二流」と「一流」「超一流」を分けるものは何か?骨太の方針の読み方と、投資や仕事に生かすコツを聞いた。(ライター 池田鉄平、ダイヤモンド・ライフ編集部)

“超一流”投資家・杉村太蔵が語る
骨太方針「要約だけ読む人」は二流

――著書『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』では、「この国のお金の流れには、ある法則がある」「政府の経済財政諮問会議で議論され、まとめられる骨太の方針」 「ここに書かれている内容に合致した銘柄は後に大きな成長をとげる」などと書かれていますね。

 骨太の方針は、総理大臣のもとで、日本経済をこれからどう運営していくのかを体系的にまとめた文書です。成長産業だけでなく、財政健全化や社会保障改革、労働市場、エネルギー政策、地方創生など、国の基本方針が網羅されています。

 政府が発表する文書の中でも、経済に最も直結する重要な文書だと考えています。政府が何を課題と捉え、どこへお金を流そうとしているのか。その大きな方向性を知ることができます。

――骨太の方針は文書としてかなりのボリュームがあります。難しい言葉も多く、「全て読むのは大変だ」と感じる人も少なくないと思います。杉村太蔵さんが考える「ここだけは読むべし」というポイントを3つ挙げるとしたら、何ですか。

 最初から少し厳しいことを申し上げて恐縮なのですが……ダイヤモンド・オンラインの読者の皆さんにまず考えていただきたいことがあります。

「骨太の方針」はたくさんのさまざまなヒントが詰まった文書です。投資や資産形成に役立てたい、自分の仕事に生かしたいのであれば、一次資料を自分できちんと読むべき。30~40ページほどの短い文書です。それを読めないようでは正直、ビジネスパーソンとして厳しいかもしれませんね。

 僕は今の「要約社会」に、強く警鐘を鳴らしたいんです。何でも「要約、要約、要約」となっていますが、長い文章でもきちんと読めなければ、世界では勝てません。

 時間をかけてもいいので、文章と格闘してほしい。そもそも「方針」ですから、「ここは重要だけれど、ここは重要ではない」と簡単に切り分けられるものではありません。はっきり言えば、全部大事です。

――著書では、「投資家・杉村太蔵は、自信のある肩書き」「投資家・杉村太蔵は“超一流”だと自負しております」と書かれていますね。では、骨太方針に対して超一流の人は、どのように向き合いますか。

 ただ読むだけなら一流。要約だけを読む人が二流で、全く読まない人が三流です。