世界に存在するあらゆる「物質」は、一体どのようにできているのか。「元素」がわかるとその仕組みが見えてくる。たとえば、わたしたちが毎日口にする「塩」は、有毒な気体からつくられている。本稿では、大人の教養として知りたい「元素・化合物・混合物」の基本を『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの化学』から分かりやすく解説する。

元素と化合物
原子は元素と呼ばれる種類に従って分類される。
元素は100種類以上知られている。
1種類の原子または分子からなる物質を、純(じゅん)物質という。
純物質は単体(たんたい)と化合物に分類される。単体の例としては、酸素・水素・ナトリウムなどがある。
分子は、2個以上の原子が化学結合したものである。
2種類以上の元素(原子)が一定の割合で化学的に組み合わさった物質を、化合物という。
水はH2Oという化学式で表され、水素(H)と酸素(O)という2種類の元素からなる化合物である。
塩化ナトリウム(食塩の主成分)はNaClという化学式で表され、ナトリウム(Na)と塩素(Cl)という2種類の元素からなる化合物である。
物理的な方法によって純物質をその成分に分解することはできない。
化合物と混合物
化合物は化学反応によって生成し、その構成元素の性質はもはや保たれていない。

化合物を構成する元素の比は一定である。
水は必ずH2Oで、水の分子は水素原子(H)2個と酸素原子(O)1個からなる。
混合物は、2種類以上の純物質が混ざってできている。
それらの純物質どうしは化学結合していないため、分離させることができる。
混合物の一例がドレッシングで、これは油と酢、およびハーブやレモン果汁が混ざってできている。

混合物には次の2種類がある。





