毎日同じことの繰り返し。仕事にも生活にも張り合いがなく、「こんな人生に意味があるのだろうか」と悩む。自分を変えたいと思っても、何をすればいいのかわからない……。そんな人におすすめなのが話題の書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)だ。今回は、本書をもとにライター・清家茂樹氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

人生が停滞しない人の特徴・ベスト1Photo: Adobe Stock

最初から「何者になるか」を目指さなくていい

大学卒業後、ひょんなことから出版社に入った。

出版社では雑誌編集者として働き、誌面をつくることが仕事だった。

ところが、会社を辞めたことをきっかけにライターとして仕事を受けるようになった。

さらに、「野球が好きなんですよね?」と声をかけてもらったことをきっかけに、野球コラムを書きはじめた。

気づけば9年間続き、「野球コラムニスト」と名乗ってもおかしくないくらいになった。

未婚で子どももいないのに、教育メディアで子ども教育の記事を何年も担当したこともある。

どれも、最初から目指していたわけではない。

停滞した人生を変える指南書『人生アップデート大全』には、こんな言葉がある。

「『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』(パンローリング)で著者ジェームズ・クリアーが示した『人生の変え方の公式』があります。それは、
『ささいな行動が、『アイデンティティー』を変え、アイデンティティーが人生を変える』というものです。」
――『人生アップデート大全』より

この一節を読み、「いまの自分」は行動によってできあがったものなのだと妙に納得した。

「やってきたこと」が「答え」になる

若いころは、「自分にはなにが向いているんだろう」と考えることもあった。

でも、振り返ると、答えは考えて見つけたものではない。

「やってみた結果」として見つかったものばかりだ。

編集者になり、ライターになり、依頼されるままにビジネス関連や野球、教育記事も書くようにもなった。
どれも最初は小さなきっかけだ。

「本当の自分」が見つかるのは、「自分探し」の先ではない

著者はこうも述べている。

「ささいな行動が自分をつくり、それがセルフイメージになる。」
――『人生アップデート大全』より

「あなたはどんな人ですか」と聞かれたら、むかしよりずっと答えやすくなったように思う。

それは、「自分探し」なんてものをしてきたからではない。

目の前の仕事をひとつずつ引き受け、行動を積み重ねてきた結果なのだろう。

人生が停滞しない人の特徴:「劇的なきっかけ」を求めず、「小さな行動」を積み重ねる

『人生アップデート大全』では、「人生を劇的に変えよう」とはいわない。

本書では、「一発逆転思考」を明確に否定している。

一方で、主張しているのは、「『ささいなこと』を大切にする」ということだ。

人生は、ある日突然変わるものではない。

あとから振り返ったときに、「あの小さな一歩がいまにつながっていた」と気づくものなのだろう。

停滞を感じているときほど、本書に書かれている「小さな習慣」を1つでも試すと、停滞を抜け出すきっかけになりそうだ。

清家茂樹(せいけ・しげき)
編集者・ライター
1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立。ビジネス、子ども教育、プロ野球、エンタメ、マネーなどジャンルを問わず雑誌・書籍・Webメディア等の編集・執筆に携わる。