「忙しすぎて時間がない」。仕事に家事、やりたいことまで詰め込んでいると、いつも何かに追われ、休日になっても頭が休まらない。では、限られた時間をうまく使い、余裕を取り戻すにはどうすればいいのか。話題の書籍)『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、長年週刊誌の編集部で働いてきたライター・柴田賢三氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

忙しすぎて時間がない人がやるべきこと・ベスト1Photo: Adobe Stock

「締切のない仕事」がかえってストレスになる理由

私は週刊誌の編集部で働いた期間が長いので、別の業界の仕事で「長期のプロジェクト」などに携わると、仕事のペース配分がうまくできず、戸惑うことも多い。

週刊誌はスタートの会議にネタを提出し、それが通れば取材に入り、締め切りの前日に原稿を執筆。

デスクや編集長のチェックを受けて印刷に回れば、翌日は休み。また翌週からは、まったく別のネタを追いかけるサイクルだ。

たまに週をまたぐ取材を任されたり、急に発生した大きな事件や災害の取材に何週か連続で入ることもあるが、基本的には1週ごとに完結するので、いったん心と身体がリセットされてフレッシュな感覚で次の週を迎えることができる。

「手離れの悪い仕事」で心身が疲労する

週刊誌のリズムが、私の性格には合っていた。

ところが、週刊誌以外の仕事の場合、同時進行で複数のタスクをこなしていくため、完全に開放感を味わえることが少なくなり、休日などにも「あれ、あの仕事はどこまで進んでいたかな…」なんて急に不安になることもある。

いわゆる「手離れの悪い仕事」が積み重なると、それだけでかなりのストレスが蓄積され、なかなか疲れが抜けないなど身体へのダメージも深刻になってくる。

ベスト1:「1日単位」ではなく「1週間単位」で考える

停滞した自分を変える指南書『人生アップデート大全』の中には、仕事もプライベートも含めた「時間を有効に使うための考え方」を教えてくれる項目がある。

「運動、勉強、家事、仕事、掃除、子どものこと、読書など、やりたいこと、やらなければいけないことを1日の中に詰め込もうとするのです。
1日にすべてを詰め込もうとすると、必ずあふれます。そして『時間がない』と勘違いしてしまいます。」
――『人生アップデート大全』より

著者の池田貴将氏は、この「思考」の単位を、「1日」ではなく、「1週間」にしてみることを推奨している。

さらに、忙しい週があれば「2週間」の単位で考え、公私のタスクを割り振ればいいとアドバイスしている。

「1年思考」を捨て、「12週間単位で振り返る」

また、毎年の年末に今年の成功と失敗を振り返る「1年思考」を捨て、「12週間単位に振り返る」こともおすすめしている。

振り返る期間を短くすることで、行動力と集中力が圧倒的に上がるそうだ。

これを読んだ私は、「手離れの悪い仕事」も週単位でマイルストーンを設定。

自分に合ったペースで仕事ができるようになった。

「忙しすぎて時間がない」と感じている人は、池田氏のやり方を実践してみることをオススメする。