「なぜ、自分はこんなに頑張っているのに評価されないのか」――仕事がうまくいかないとき、上司や会社、周囲に原因を求めたくなることがある。しかし、状況を変えられる人と、いつまでも同じ場所で停滞してしまう人には、自分自身の見方に大きな違いがある。新しいスキルを身につけたり、努力を増やしたりするよりも先に、手放したほうがいい思い込みがあるのだ。では、「仕事が好転する人」が真っ先にやめている習慣とは何なのだろうか。『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の著者・本田淳也氏が、その考え方を解説する。
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うまくいかない理由を、外に求めていないか
仕事がうまくいかないとき、こんなふうに考えたことはありませんか。
「自分は十分できている」「評価しない会社がおかしい」「上司が見る目がない」「周りのレベルが低い」
こうした思考は、うまくいかない原因を自分以外に求めやすくします。
気持ちとしてはわかります。
でも、こう考え続けている限り、自分を変える必要がなくなってしまう。
変わらないから、結果も変わらない。
気づかないうちに、その場にとどまり続けることになります。
私自身、会社員時代は「自分はもっと評価されてもいい」と思っていた時期がありました。
だからこそ、自分を客観的に見ることの大切さを実感しています。
仕事が好転する人がやめたこと
仕事が好転する人が真っ先にやめた習慣
――それは、自分への「過大評価」です。
「自分はできている」という思い込みを手放すこと。
これだけで、見える景色が変わります。
過大評価をやめるというのは、自分を否定することではありません。
「自分を客観的に見る」ということです。
できていることとできていないことを、感情を抜きに整理する。
足りないものを認められれば、改善できます。改善できれば、結果が変わります。
結果が変われば、評価も変わっていく。
シンプルな話ですが、これができる人は思っている以上に少ない。
過大評価は、静かに忍び込む
厄介なのは、過大評価に自分では気づきにくいことです。
「自分はできている」という感覚は、長く同じ環境にいるほど強くなりやすい。
ある程度仕事を覚えると「もうわかっている」という前提が生まれ、新しいことを吸収しにくくなります。
上司からフィードバックをもらっても「でも自分なりにはやっている」と受け流してしまう。
部下から意見が出ても「経験の浅い人間にはわからない」と退けてしまう。
こうした反応が続くと、周囲も何も言わなくなっていきます。
「何かを始める」より「やめる」方が効く
仕事を好転させようとするとき、多くの人は「何か新しいことを始めよう」と考えます。
でも、自分への過大評価が残ったままでは、何を始めても効果が薄い。
まず自分を客観的に見る習慣を持つことが、すべての出発点になります。
耳が痛い話かもしれません。
でも、自分への過大評価をやめて、自分を客観的に見ることが、仕事を好転させる第一歩になるのです。








