イエメンとサウジアラビアの当局者によると、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は10日、イエメン西岸の戦略的な港湾都市モカを制圧した。これにより、紅海を経由するエネルギー輸出の要衝であるバベルマンデブ海峡周辺での支配を拡大した。フーシ派の進撃は、アラビア半島の反対側に位置する要衝ホルムズ海峡を通る海運ルートをイランが締めつけている時期に、サウジアラビアの石油輸出を脅かしている。サウジは砂漠を横断するパイプラインで紅海まで原油を輸送して輸出を維持してきたが、フーシ派の攻撃により、この迂回(うかい)ルートにも暗雲が漂っている。フーシ派は、サウジが支援するイエメン政府軍との数日間にわたる激しい戦闘の末にモカを制圧した。モカは初期のコーヒー貿易の拠点で、コーヒーの「モカ」の語源だ。この紛争は7月初旬から激化している。今週、フーシ派はサウジ南部のエネルギー施設と軍事基地を大規模なミサイルとドローンで攻撃し、数十人が負傷した。