「どうしたい?」「どう思う?」と聞いても、子どもが黙り込んでしまう。そんなとき、「自分の意見がないのかな」「もっとはっきり話してほしい」と心配になる親もいるだろう。しかし、言葉が出てこない子に対して、親はどう接すればいいのだろうか。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「言葉が出てこない子に親がしてあげたいこと」について、ライターの小川晶子氏にご寄稿いただいた。(企画/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「あなたはどうしたい?」と聞かれて黙った息子
「あなたはどうしたい?」と聞かれたとき、小学生の息子は何も言えなくなってしまうことがある。
先日も地域のコミュニティで遊びを複数教えてもらったあと、リーダーに「あなたはどれをやってみたい?」と聞かれて黙ってしまった。
せっかく聞いてくれているのに…と、親としてはハラハラする。
しばらく沈黙の時間があった後「決まったらまた教えてね」と言われてその場は終わった。
「僕はこれがいい!」と元気に自己主張が出来る子が羨ましくなってしまう。
何も言わなくても、実はいろいろ考えている
「あのとき、なぜ何も言わなかったの?」とあとから聞いてみると、実は息子はたくさんのことを考えていたことがわかった。
(教えてもらった遊びはどれも面白そうだ。Aがいいなと思うが、ここでAと言ってしまうとBやCを否定していることにならないか。僕はBもCもやってみたいのだし、それぞれに良さがある。それに、BやCを教えてくれた人のことを無視したくない。どうしよう、とても一言では言えない…)
そんなことが頭を駆け巡って何も言えなかったそうなのだ。
「考えすぎだよ」と言いたくなるが、これは息子の良いところでもあるだろう。
自分の答えが相手に与える影響を考えられるということだから。
しかし結果的には何も言っていないから、何も伝わっていないのである。
「言葉が出なかったとき」に親がしてあげたいこと
『小学生でもできる言語化』の中にはこうある。
それを繰り返すことで、だんだん引いた目線で自分の言語化したものを判断できるようになっていきます。
――『小学生でもできる言語化』より
何も言えなかったときのことをあとから丁寧に振り返ってみる。
すると、「そうか、自分はそう思っていたんだ」とわかり、「次からはこう言おう」と考えることができる。
「全部言わなくていい」とわかるだけで変わる
息子の例の場合、親子で振り返ってみたところ「次からは『全部面白そうでやってみたいと思いました。まだ決められません』と言えばいいかな」と考えることができた。
そう、考えていることを全部言わなければいけないわけではないのだ。
全部正しく伝えるべきと思ってしまうと言語化は難しくなる。
いま伝えたいポイントを決めて、他はばっさり切ることも大事なのだ。
すぐにはできなくても、練習すれば上手にできるようになっていくだろう。
なかなか言葉が出てこない悩みのある人は、本書を参考にしながら振り返っていくと、言語化がスムーズになるのではないかと思う。









