子どもには、できるだけ豊かな言葉を身につけてほしい。そう思っていても、「語彙力はどうすれば伸ばせるのだろう」と悩む親は少なくないだろう。無理に言葉を暗記させようとしても、なかなか身につかないものである。では、子どもが楽しみながら使える言葉を増やすには、どんな方法があるのだろうか。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「子どもの語彙力がぐんぐん伸びる習慣」について、ライターの小川晶子氏にご寄稿いただいた。(企画/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

子どもの「語彙力」がぐんぐん伸びる習慣・ベスト1Photo: Adobe Stock

子どもが次々に覚えるのは「ネットスラング」

 小学生の息子たちと喋っていると、次々に流行りの言葉が出てくるので面白い。

 最近はよく言うのは「ファッ?!」(予想外のことがあったとき)、「終わったンゴ」(失敗したとき)など。
 友だちやYouTubeから仕入れていると思われる。

 こうした言葉の多くは賞味期限も短いので、流行っているときに使っておくのが大事だ。
「今の感覚」を共有する楽しさがある。

 一方、日本語には古くから使われている美しく豊かな言葉がたくさんある。

 時と場合に応じて、どちらも使えたらいいなと思う。

息子と国語辞典で遊んでみた

 テレビ東京の「川島明の辞書で呑む」は、お酒を飲みながら国語辞典をめくり、気になる言葉について語り合うという知的で面白い番組だ。
「えー、こんな言葉あるんだ!知らなかった」「こういうときに使えそうだよね」などとワイワイ盛り上がる。

 息子もやってみたいと言うので、家族で国語辞典をめくりながら遊んだらこれが思った以上に楽しい。
 いくらでも続けられそうだった。

 たとえば「あしまめ(足まめ)」。

面倒がらずに気軽に出歩くこと。例:どこへでも足まめに出かける」(明鏡国語辞典より)

「筆まめ」という言葉はよく使うが、なるほど「足まめ」か。
「○○くんのママは足まめだよね」なんてすぐにでも使えそうな言葉だ。

「日本語の単語帳」をつくってみよう

『小学生でもできる言語化』には、「日本語の単語帳をつくってみよう」という項目がある。

 使える言葉を増やすためには、いろいろな言葉に触れて、ひとつひとつ身につけていくしかない。
 単語帳づくりはそのためのアイデアのひとつだ。

 本書の著者でショートショート作家の田丸雅智氏が、学生時代に実際にやっていた方法だという。

やり方はシンプルで、生活していて知らない言葉と出合ったときにノートやメモ帳やカードなどに書いておき、何度も見返して覚えるだけです。
英語と同じで単語を丸暗記するだけでは使えるようにはならないので、単語帳には辞書で調べた言葉の意味や、簡単な例文も書いておくのがオススメです。

――『小学生でもできる言語化』より

 飲みながら(?)国語辞典をめくってワイワイしているだけだと、せっかく知った言葉も忘れてしまいそうなので、気に入った言葉は単語帳やノートにメモをすると良さそうである。

 国語辞典で言葉を見つける&単語帳づくり。
 楽しく言葉が増えていくに違いない。家族でやってみてはいかがだろうか。