仕事も人間関係も、特に大きな問題はない。周囲から見れば順調そのもの。それなのに、気づかないうちに疲れがたまり、少しずつ余裕を失ってしまう人がいる。順調に見える人ほど、自分でも変化に気づきにくいことがあるのかもしれない。では、徐々に調子を崩してしまう人には、どんな特徴があるのだろうか。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「順調に見えて、徐々に壊れていく人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

「順調だから大丈夫」が一番怖い

「なんとなく調子が悪い」と感じることはないだろうか。

 仕事は普通にできている。
 人間関係にも大きな問題はない。
 毎日会社にも行けている。

 それでも、「前より疲れやすい」「仕事に集中できない」「なんとなく楽しくない」と感じることがある。

 あなたにも、そんな経験はないだろうか?

「別に仕事が嫌なわけじゃない。だけど…」

 以前、知人がこんなことを言っていた。

「別に仕事が嫌なわけじゃないんだけど、最近ふつうにしんどいんだよね」

 聞けば、仕事は順調で、周囲との関係も悪くないという。

 しかし、詳しく聞いていくと、「以前より頼まれる仕事が増えた」「昼休みもチャットを見ている」「家に帰ってからも仕事のことを考えている」など、小さな変化がいくつも出てきた。

 一つひとつは、「まあ、このくらいなら」と流せる程度のことだ。

 けれど、それが積み重なれば話は変わってくる。

小さな「ズレ」を放置しない

『小学生でもできる言語化』では、言語化には「ズレを直す力」を高める効果があると述べている。

そのつど自分と向き合って言語化していくことで上達は早くなり、違うなと感じたときにも原因や次にやるべきことを探りやすくするのでズレを直す力が上がります。

――『小学生でもできる言語化』より

「なんか疲れる」で終わらせるのではなく、「昼休みに仕事の連絡を見るようになってから、休んだ感じがしない」と言葉にする。
 そこまで具体的になれば、「昼休みはチャットを見ないようにしよう」と対策を考えることができる。

 反対に、違和感の正体を探らなければ、「まあ大丈夫だろう」と同じ状態を続けてしまう。

「まだいける」で済ませる人ほど危ない

 順調に見えて、徐々に壊れていく人の特徴・ワースト1は、小さな違和感を「まだ大丈夫」と放置してしまうことだ

 大きな問題が起きていないと、人は「自分は大丈夫」と思ってしまう。

 しかし、「前より疲れる」「最近イライラする」「なんとなく楽しくない」といった小さな変化にも、原因はあるはずだ。

「何が嫌なのか」「いつから変わったのか」「以前と何が違うのか」。
 そうやって言葉にすることで、まだ小さなズレのうちに修正できる。

「まだ大丈夫」と思えるときこそ、一度立ち止まってみよう