毎日やるべきことに追われ、「気づけば一日が終わっていた」という人は少なくないだろう。忙しく過ごしていると、それだけで前に進んでいるような感覚にもなる。しかし、一見順調に頑張っている人でも、ときには立ち止まった方がいいことがある。では、それはどんなときなのだろうか。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「一度立ち止まった方がいい人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「一度立ち止まった方がいい人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

「何をしていたか」思い出せない

「今日も忙しかったな」と思って一日を終えたのに、「じゃあ、今日は何ができた?」と聞かれると、意外と答えられないことはないだろうか。

 メールを返して、会議に出て、頼まれた仕事を片づける。
 気づけば夕方になり、残った仕事を急いで終わらせる。

 毎日ちゃんと働いているし、サボっているわけでもない。
 それなのに、どこか「これでいいのかな」という感覚だけが残る。

 あなたにも、そんな経験はないだろうか?

「忙しいから仕方ない」と思っていた

 この前会った友人が、「最近、ずっと忙しい」と話していた。
 仕事が次々に入ってきて、毎日それをこなすだけで精いっぱいなのだという。

 ところが、「今、一番やりたいことって何なの? 仕事で目標にしてることとかあるの?」と聞くと、少し考えたあと、

「……なんだろう」と答えた。

 やるべきことはたくさんある。
 でも、その中で何を大切にしたいのか、自分はどこに向かいたいのかは、しばらく考えていなかったという。

 忙しく動き続けていると、「進んでいる」という感覚は得られる。

 しかし、たくさん動いていることと、自分が行きたい方向に進んでいることは同じではないのだ。

ときには自分と向き合ってみる

『小学生でもできる言語化』には、こんなページがある。

そのつど自分と向き合って言語化していくことで上達は早くなり、違うなと感じたときにも原因や次にやるべきことを探りやすくするのでズレを直す力が上がります。

――『小学生でもできる言語化』より

「とにかく忙しい」で終わらせず、一度立ち止まってみる。

「今、何に一番時間を使っている?」
「本当は何に時間を使いたい?」
「そもそも、なぜこれを続けている?」

 そうやって言葉にすると、自分でも気づかなかったズレが見えてくることがある。

惰性で走り続けない

 一度立ち止まった方がいい人の特徴・ワースト1は、「何のためにやっているのか」を考えないまま、忙しく動き続けていることだ。

 忙しいと、立ち止まることには勇気がいる。
「そんな暇があるなら、ひとつでも仕事を終わらせたい」と思うかもしれない。

 しかし、目的地を確認せずに走り続ければ、速く走るほど遠くへ行ってしまうこともある

「自分は今、何のためにこれをやっているのか」。

 たまにはそんな問いを自分に投げかけて、言葉にしてみる。
 立ち止まることは、前に進むことの反対ではない。
 自分が進みたい方向を確かめるために、必要な時間なのだ。