年齢を重ねても、毎日を楽しそうに過ごしている人がいる。一方で、環境や生活の変化によって、以前ほど人生を楽しめなくなる人もいる。その違いは、お金や仕事、人間関係だけで決まるものではないのかもしれない。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「いくつになっても幸せな人に共通する特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「いくつになっても幸せな人」の特徴・ベスト1Photo: Adobe Stock

「あなたが好きなもの」は何ですか?

「何をしているときが、一番楽しいですか?」

 そう聞かれて、あなたはすぐに答えられるだろうか。

 いくつか思い浮かぶ人もいれば、「うーん、何だろう」と考え込んでしまう人もいるかもしれない。

「何でもいいよ」と答える友人

 以前、友人と休日に出かけることになったときのことだ。

「何したい?」と聞くと、「何でもいいよ」という答えが返ってきた。

 そこで、「映画は?」と聞くと、「うーん」。

「買い物は?」と聞いても、「どっちでもいい」。

 結局、二人でしばらくスマホを眺めながら、「何しようか」と悩み続けることになった。

 では、自分の「好き」は、どうすれば見つけられるのだろうか。

自分のことは、意外と自分ではわからない

『小学生でもできる言語化』では、言語化によって得られる力のひとつとして、「自分の適性が分かるようになる」ことが紹介されている。

たとえば、何かをやったときに、自分自身を探って「ここは好きだった」「ここは嫌いだった」「こういうことは得意だった」「こういうことは苦手だった」などと言語化していきます。
そうすることで、自分がどんな人間なのかが少しずつ分かっていき、自分に向いていることや向いていないことも見つけやすくなります。

――『小学生でもできる言語化』より

「自分のことくらい、自分が一番よく知っている」

 そう思ってしまいがちだ。しかし、実際にはそうでもない。

「今日の飲み会、なんとなく楽しかった」
「旅行、よかったな」
「あの仕事はちょっと嫌だった」

 そこで終わらせてしまえば、自分が何に喜び、何を嫌がる人間なのかまではわからない。

「大人数で話すより、一対一で話すほうが楽しかった」
「有名な観光地を見るより、知らない街を歩いている時間が好きだった」
「仕事そのものより、人前で発表するのが嫌だった」

 そんなふうに一歩踏み込んで言葉にすると、自分の輪郭が少しずつ見えてくる。

幸せな人は「自分の好き」を知っている

 年齢を重ねるほど、生活は変化していく。
 学生ならいつかは学校を卒業するし、社会人なら転職することもあれば、いつか仕事を辞める日も来る。

 だからこそ、どんな環境になっても「自分は何をしていると楽しいのか」がわかっていることは、大きな強みになる。

「いくつになっても幸せな人」の特徴・ベスト1は、「自分の好き」を知っていることだ。
 今日楽しかったことを「楽しかった」で終わらせず、「何が楽しかったんだろう?」と言葉にしてみる。
 そんな小さな言語化を積み重ねることで、自分が幸せを感じる条件が少しずつ見えてくる。

 幸せをどこか遠くに探しにいく前に、まずは自分が何を幸せだと感じる人なのかを知ろう。

 それが、いくつになっても自分なりの幸せを見つけられる人になるための第一歩だ。