40代を過ぎると、仕事では後輩が増え、家庭や周囲からも頼られる場面が多くなる。一方で、年齢や立場が変わるにつれて、以前は自然に築けていた人とのつながりが、少しずつ失われてしまうこともある。では、年齢を重ねても周囲と良い関係を築ける人と、居場所を失ってしまう人では何が違うのだろうか。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「40代を過ぎて、居場所を失う人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「40代を過ぎて、居場所を失う人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

年齢を重ねるほど、「知らない」と言いづらくなる

 年齢を重ねると、職場でも家庭でも「知っている側」に回ることが増えていく。

 仕事では後輩から質問され、家庭では子どもから頼られる。
「いい大人なのだから、これくらい知っていて当然」と思われる場面もあるだろう。

 あなたも、そう感じたことはないだろうか?

「それくらい知ってるよ」が口癖の先輩

 以前、会社の先輩たちと話していたとき、若い人の間で流行しているアプリについて話したことがあった。

 その場にいた年上の人が、「まあ、だいたいわかる」と言ったので、そのまま話は進んだ。
 ところが途中で、どうも話が噛み合わなくなってきた。

 あとで聞くと、実は最初からよくわかっていなかったという。

「聞けばよかったじゃないですか」と言うと、「今さらそんなこと聞くの、ちょっと恥ずかしいじゃん」と笑っていた。

 まあ確かに、気持ちはわかる。

 しかし、「知らない」と言わないことで、かえって会話に入れなくなってしまうこともある。

自分の中にある言葉に気づく

『小学生でもできる言語化』には、こんなページがある。

本当は自分の中に眠っている言葉があるのに、それに気づけていなかったり、「こんなことを書いたり言ったりしたらダメなんじゃないか」と決めつけて自分でブレーキを踏んでしまっていたりするわけですね。

――『小学生でもできる言語化』より

「そんなことも知らないと思われたくない」
「今さら聞いたら恥ずかしい」

 そう考えて、「わからない」「教えて」と言うことに自分でブレーキをかけてしまう。

 しかし、「それってどういうこと?」「知らなかった。教えて」と言えば、そこから新しい会話が始まる。
 知らないことは、人との距離を広げるものとは限らない。
 むしろ、人とつながるきっかけにもなるのだ。

「知らない」と言えない人ほど、居場所を失う

 40代を過ぎて、居場所を失う人の特徴・ワースト1は、「知らない」「わからない」と言えなくなることだ。

 年齢を重ねれば、経験も知識も増えていく。
 だからこそ、「自分は教える側でなければならない」と思ってしまうこともある。

 しかし、わからないことをわかったふりで済ませていれば、新しい話題にも、人にも入りづらくなっていく。

 反対に、「それ知らない」「面白そうだから教えて」と言える人なら、年齢や立場が違う相手とも会話を続けられる。

 何歳になっても、自分を「知っている側」に固定しない。
「知らない」と素直に言えることが、新しい人や世界とつながり続けるために大切なのだ。