1台でスポーツカーとワゴンの顔を持ち、
環境にも優しい真のオールラウンダー
駆動用バッテリーは総電力量25.9kWh(正味容量20.7kWh)の新世代の大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。走行モードはEVとハイブリッドの2種が用意され、EVモードを選ぶと利用可能なバッテリー電力がある限り電動走行を優先する。EV走行換算距離は、試乗したアバントで最長108km(WLTCモード)。この数値は従来のA8 60 TFSIeと比較して約2倍。108km走れば日常的なユースはモーターだけでこなせる。
もう一方のハイブリッドモードでは、バッテリー残量を一定レベルに維持し電力を蓄える。さらに今回は、好みの充電レベルを個別に設定できるデジタルスライダー機能も加わった。
ドライブフィールは、リニアで力強い加速が印象的。しかも圧倒的に静かである。車両重量はガソリン車に対して300kgほど重い2130kgとヘビー級だが、それをものともしないパフォーマンスを誇る。
走りは基本的にどっしりと重厚。それでいて、アウディらしい軽快で一体感のあるステアリングレスポンスはまったく損なわれていない。そのスポーティな味わいはさすがのレベルに達している。
BEV作りに長けたアウディが作る最新のPHEVは非常に完成度が高かった。1台でスポーツカーとワゴンの顔を持ち、環境にも優しい真のオールラウンダーだと感銘を受けた。
(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/横田康志朗)







