自分の情報が漏れていたら何をすればいい?

 運転免許証の画像など、本人確認書類そのものが漏えいしていた場合、自分でできる備えとして検討したいのが信用情報機関への「本人申告」だ。

 JICC(日本信用情報機構)、クレジットカード会社や信販会社などが主に加盟するCIC、全国銀行個人信用情報センターといった信用情報機関では、自分の信用情報を開示請求でき、身に覚えのないローンやクレジットカードの申し込み・契約がないかを確かめられる。

 また「本人申告コメント」を登録できる場合は「名義の悪用防止」を選択する。本人申告をすると、ローンやクレジットなどの審査で信用情報を照会した企業に、「本人名義が悪用される恐れがある」という情報を伝え、慎重な本人確認を促すことができる。

 ただし、タイムズカーの漏えい公表後、これらの手続きへの申し込みが急増している。CICではネット申し込みに必要な受付番号が取得しにくい状態となり、JICCでもスマホアプリへのアクセスが集中。一時は受付を休止したが、10月2日に再開した。混雑状況が変わる可能性もあるため、最新情報は各機関の公式サイトで確認してほしい。

悪用されないための心構え

 最後に、これから先も持っておきたい心構えを三つ挙げたい。

 一つ目は、「自分の情報を知っている相手=本物」と思わないこと。誰かから名前や住所、生年月日、免許証の番号を言われると信じたくなるかもしれないが、漏れた情報を読み上げているだけかもしれない。

 二つ目は、「漏えい元」や「公的機関」を名乗る連絡ほど疑うこと。タイムズモビリティや警察などを名乗る詐欺師は今後増えるだろう。電話がかかってきたらいったん切って、自分で調べた公式窓口にかけ直そう。メールやSMSも信じず、自分で公式サイトを検索して最新情報を確認してほしい。

 三つ目は、長期戦を覚悟しておくこと。一度出回った情報は、消すことができない。数カ月後、または何年も経ったあとに悪用される可能性もある。

 漏れてしまった情報は取り戻せない。だが、正しい対応をとることで、自分に降りかかる被害を最小限にすることはできるはずだ。