各県の工業の特徴は?

【中学受験の良問・社会】「4つのグラフが表す県を西から東の順に並び変えなさい」男子最難関・筑駒で類題!時事を絡めた「県別のものづくり」の問題

ア→エ→ウ→イ

<解説>

 県別の製造品出荷額の割合を示したグラフに関する問題です。

ア:熊本県は近年、台湾の半導体メーカーが菊陽町(きくようまち)に進出したこともあり、電子部品の生産の割合が高くなっています。地下水を利用した工業製品の生産は知っておきたい知識です。

イ:石油・石炭製品の割合や化学の割合が国内トップレベルであることから千葉県であると判断します。千葉県には日本有数の大規模な石油化学コンビナートをもつ市原市や袖ケ浦市をはじめ、千葉市や君津市では鉄鋼業もさかんであることから、グラフ内の数値が高くなっていることを読み取ります。

ウ:愛知県は自動車の生産で有名な豊田市があり、工業製品出荷額全国1位の中京工業地帯に位置して
いるため、輸送用機械の割合が大きくなります。また東海市では鉄鋼も盛んなことも注目点です。

エ:輸送用機械の割合が全体の3割を占め、また鉄鋼の割合も高いことから広島県です。広島市・府中町(ふちゅうちょう)では自動車工業が発達しており、広島県東部の福山市では日本の大手鉄鋼メーカーの工場があることから鉄鋼業の割合が高いことなどを読み取ることができます。

 これらの根拠から県名を判断し、日本列島の西から東へ位置している順に並びかえることができれば解答の完成です。世界的に見ても日本はものづくりがさかんな国です。各都道府県がどのようなものづくりがさかんなのかを知ることができますね。

Key Visual by Kaoru Kurata