ケビン・ウォーシュ氏は今春、米連邦準備制度理事会(FRB)議長に就任した際、FRBではなく経済を注視するよう投資家に促した。審判ではなくボールを見よ、という考えだ。先週、その「審判」たちが動いた。議長を支える中核メンバーであるニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁と、FRBのフィリップ・ジェファーソン副議長が相次いで発言。両氏は、FRBは今月さらなる利上げを急いでいるわけではないとのシグナルを発した。投資家が織り込む10月利上げの確率は、ウォーシュ氏が前月の利上げについて説明した後に約70%にまで上昇していたが、今月2日に雇用統計が発表される前には約25%にまで急落し、雇用統計発表後はさらに低下した。
FRB発言頼みの市場、脱却は容易ではない
ウォーシュ議長は投資家に対しFRBではなく経済を注視するよう促している
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