なんだか気分が上がらない。これといって大きな問題があるわけではないのに、悪いことばかり考えてしまう。そんな日もあるだろう。一方で、いつも機嫌よく、幸せそうに過ごしている人もいる。その違いは、どこにあるのだろうか。話題の書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、今すぐできる「幸せになる習慣」を紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

今すぐ幸せになれる人の習慣・ベスト1Photo: Adobe Stock

習慣ベスト1:感謝の気持ちを持つ

「幸せになりたい」と思ったとき、多くの人は「足りないもの」を埋めようとする。

もっと仕事で評価されたい。
もっとお金があったらいい。
もっと自由な時間がほしい。

けれど、「ないもの」ばかりを見ていると、どれだけ何かを手に入れても、また次の「足りないもの」が気になってしまう。

そこで取り入れたいのが、「感謝する習慣」だ。

『人生アップデート大全』では、ベネディクト会の修道士デヴィッド・スタインドル=ラストのこんな言葉が紹介されている。

「幸せだからありがたいと思えるのではない。ありがたいと感謝するから私たちは幸せになれるのだ」――『人生アップデート大全』より

日常にある「ありがたいこと」を意識する

感謝というと、少し大げさに感じるかもしれない。

しかし、「ありがたい」と思えることは、日常の中にいくらでもある。

朝、目覚めて普通に起きられた。
コンビニの店員さんが気持ちよく対応してくれた。
仕事のメールにすぐ返事をもらえた。
昼ごはんがおいしかった。

そんな小さなことでいい。

「ない」ではなく「ある」に目を向ける

感謝には、意識を「未来」から「今」に戻す働きがある。

不安になっているとき、私たちは「この先、仕事がなくなったらどうしよう」「お金が足りなくなったらどうしよう」と、まだ起きていない未来を考えていることが多い。

一方、感謝するときに見ているのは、「今、すでにあるもの」だ。

「感謝とは『未来』ではなく、『今』に意識を向けさせます。『ない・減ること』ではなく、『あること』に目を向けさせます。」――『人生アップデート大全』より

同じ一日でも、「足りないもの」を探すか、「ありがたいもの」を探すかで、見える景色は変わってくる。

嫌なことがひとつあると、そのことばかり考えてしまうように、人の意識は焦点を向けたものに引っぱられやすい。

だからこそ、意識的に「ありがたいこと」を探す。

それだけでも、今まで見過ごしていた小さな幸せに気づきやすくなる。

寝る前に「今日のありがたい」を思い出す

では、どうすれば感謝を習慣にできるのか。

簡単なのは、寝る前に「今日、ありがたかったこと」を思い出すことだ。

『人生アップデート大全』には、こうある。

「そんなふうに思い出すようになると、次第に嫌だと思ったことよりもうれしかったことに目が向くようになります。」――『人生アップデート大全』より

幸せになるために、人生を大きく変える必要はない。

今日一日の中にあった「ありがたい」をひとつ見つける。それなら、今夜からでも始められる。

幸せは、いつか手に入れるものではなく、すでにあるものに気づいた瞬間から始まるのかもしれない。