「このままでいいのだろうか」「これから、どんな人生を送りたいのだろうか」。人生も後半に差しかかると、ふと立ち止まる瞬間がある。後悔しない人生を送る人は、何を大切にしているのか。話題の書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【人生後半】後悔しない人生を送る人の共通点・ベスト1Photo: Adobe Stock

「今とは違う生き方をしてみたい」

新しいことを始めたい。今までとは違う生き方をしてみたい。

そう思っても、いざ一歩を踏み出そうとすると、迷いが生まれる。

「失敗したらどうしよう」
「今の安定を失いたくない」
「本当にこの選択でいいのだろうか」

年齢を重ねれば、守りたいものも増えていく。だから、簡単には決められないのも当然である。

新しい道を選べば、これまでの安心を手放すことになるかもしれない。一方で、今のままでいることにも、「あのとき挑戦していたら」という後悔が残るかもしれない。

どちらを選んでも、いいことばかりとは限らない。だからこそ、「自分はどうしたいのか」を考えることが大切になる。

共通点ベスト1:「最悪の場合はどうなる?」と考えて決断する

後悔しない人生を送る人は、「絶対にうまくいく」と確信してから動くわけではない。

停滞を打破する指南書『人生アップデート大全』では、こう述べられている。

「最悪なことが起こってもかまわないと思って取り組めると自由でいられます」
――『人生アップデート大全』より

決断するときに、「最悪の場合はどうなる?」と考える。

たとえば、新しいことに挑戦して、時間やお金を使ったのに、思うような成果が出ないかもしれない。

それでも「やってみたい」と思えるだろうか。

大切なのは、失敗しない道を探すことではない。起こり得る結果まで考えたうえで、「それでもこちらを選ぶ」と決めることだ。

最終的な結果まで自分で引き受ける覚悟ができれば、人は迷いから自由になれる。

手放すものを決めると、人生は自由になる

人生後半になるほど、時間は有限であることを実感する。

だからこそ、すべてを手に入れようとするより、「何を大切にして、何を手放すか」を自分で選ぶことが重要になってくる。

運動を始めれば自由な時間は減る。
しかし、その先には健康な体があるかもしれない。

新しい勉強を始めれば、ラクに過ごせる時間は減る。
しかし、その先には今まで知らなかった世界が待っているかもしれない。

「ほとんどの場合、デメリットを引き受けるのが先、明るい未来を手に入れるのがあと、という順番です」
――『人生アップデート大全』より

今のままでいることにも、新しい道を選ぶことにも、それぞれ代償はある。

大切なのは、「どちらが正しいか」ではなく、その選択の先にあるものまで、自分で引き受けられるかどうかだ。

そうやって自分で選んだ道なら、たとえ思い通りにならないことがあっても、「自分で決めた人生だった」と思える。

後悔しない人生とは、失敗しない人生ではない。

自分が納得できるものを、自分で選び取っていく人生なのだ。