
──事業内容を教えてください。
伊藤 溶接や曲げ、レーザー加工といった精密板金加工を専門に手がけています。
創業は1994年。実家近くの鉄工場で金属加工のアルバイトをしたのがきっかけでものづくりの楽しさを知り、金属加工会社に数年間勤めてから1人で起業しました。徐々に社員を増やし、現在は22人が働いています。
──どんな仕事を手がけていますか?
代表取締役 ・伊藤 正弘(いとう・まさひろ)氏。1964年長野県生まれ。産業能率短期大学を卒業後、種苗会社に就職。その後、金属加工会社に転職し、経験を積んだ後、94年に独立、精密板金加工を手がける有限会社竜東スチールを創業し、代表取締役に就任。2019年に株式会社に商号変更し、現在に至る。
伊藤 半導体や電子機器に使われる数mm程度の部品から、3tトラックサイズの機械の筐体まで、幅広く手がけています。最近は半導体やAI関連の設備投資が非常に活発なので、そうした装置に関わる仕事が多いですね。出荷直前の不足部品を急ぎで作るなど、メーカー発注では間に合わない小ロット・短納期案件にも柔軟に対応しています。
創業当初から「地域密着型のコンビニ板金」を標榜していて、現在も地元農家さんの折れた鍬などの修理を頼まれたりもしています。今ではお客さまのエリアも業種もどんどん広がり、全国にお客さまがいらっしゃいます。
──全国から依頼が来る秘訣とは?
伊藤 設計から後加工まで一貫対応できることに加えて、技術力の高さも高く評価いただいています。加工の精度や円や円すいといった複雑な形状への対応力、仕上げの美しさには自信があります。板厚でいえば、0.1mmというごく薄い板の加工まで対応できます。
技術力を支えているのは設備と人の両方です。加工設備は豊富にそろえており、溶接一つとってもファイバーレーザーやアーク、TIG、ロー付けYAGなど、多彩です。2026年5月に新工場となる第2工場が竣工し、最新のファイバーレーザー複合機を導入しました。24時間稼働できるロボット付きの自動機で、食品や半導体関連など特に精度が求められる製品にも対応できるようになりました。







