エネルギー価格高騰と借り入れコスト上昇による経済的打撃が、世界的に拡大している。このため、人工知能(AI)ブームの恩恵をわずかしか受けていない国々が後れを取り、世界は新たな勝者と敗者に分かれつつある。米国を含むいくつかの国では、AI向け投資の急増により、イラン戦争とその影響の拡大などによるコスト上昇に伴う金銭面の痛みは見えにくくなっている。しかし、それ以外の地域では、国民のための歳出拡大と債務返済の膨張との板挟みとなる中、国民の不満が噴出している。フランス国債が売り込まれる中、同国では政府の歳出削減計画に対し高校生らが抗議活動を行っている。フィリピンとインドネシアではここ何週間か、ガソリンやディーゼル燃料(軽油)の価格高騰に抗議して運輸業界のドライバーらが街頭でデモを行っている。セネガルは先月、国外の債権者や中国の国有銀行に対し、債務再編などの措置が必要になると警告した。
AIブーム、恩恵は「一握りの国」だけに
エネルギー価格と借り入れコスト上昇の影響が世界中で深刻化している
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