「少しでもお金を節約したい」「時間を無駄にせず、効率よく生活したい」。そう考えている人は少なくないでしょう。しかし、目先の損得ばかりを気にしていると、かえって大切なものを失ってしまうことがあります。お金をたくさん持っていることと、豊かな人生を送れることは、必ずしも同じではありません。では、本当の意味で「豊かな人」と「そうでない人」には、どんな違いがあるのでしょうか。『人生は気づかぬうちにすぎるから。』の著者クリス・ギレボー氏が、お金と時間の使い方について大切な考え方を語っています。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「貧乏」になる人が見落としていること
「少しでもお金を節約したい」
「無駄な時間をなくして、もっと効率よく生活したい」
そんなふうに考える人は少なくない。
お金も時間も、できるだけ無駄にしたくないものだ。
しかし、節約や効率ばかりを気にしていると、かえって自分の生活を苦しくしてしまうことがある。
たとえば、数百円を節約するために、何時間もかけてお店を比較する。予定を詰め込みすぎて、休日なのにまったく休めない。
お金や時間を上手に使おうとしているはずなのに、いつの間にか、それらに振り回されてしまうのだ。
では、本当の意味で豊かな人生を送るためには、何を意識すればいいのだろうか。
「効率」と「お金」の関係を考える
そのヒントになるのが、次の言葉である。
まず「時間は管理できない」ことを受け入れる
だからこそ、ここで発想を大きく変えよう。時間を管理しようとすることが、逆に自分の足かせになっていると考えよう。時間に対処するための、もっといい方法は他にある。
問題はあなたにあるのではなく、社会全体が誤った前提を信じていることにある。それによって、あなたはできもしない物語を押しつけられているのだ。しかし、どれだけその物語を押しつけられたところで、時間は管理できない。
この事実を受け入れることが、無駄な努力を強いられる状態から解放されるための第一歩になる。
私たちは、お金と同じように、時間も自分の思い通りに管理できると考えがちだ。
予定を細かく立てる。無駄な行動を減らす。一日のうちに、できるだけ多くのことを終わらせようとする。
もちろん、効率を考えることは大切だ。
しかし、どれだけ工夫しても、一日が24時間であることは変わらない。
それなのに、「もっと時間をうまく使わなければ」と考え続けていると、限られた時間を楽しむ余裕まで失ってしまう。
お金はあとから稼ぐことができても、過ぎ去った時間を取り戻すことはできない。
だからこそ、目先のお金の損得ばかりを気にして、自分の大切な時間を犠牲にしていないか、一度考えてみたい。
本当の豊かさは、お金をいくら持っているかだけでは決まらない。
限られた時間を、自分にとって本当に大切なことに使えるかどうか。
その意識が、人生の豊かさを大きく左右するのではないだろうか。






